雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

落とし物に日本を感じる年の瀬の頃

昨日は忘年会。楽しくお酒を飲めたのは良かったが、支払時に財布が無いことに気が付いて焦る。大いに焦る。友人が立て替えてくれたのはよいが、一体どこで落としたのか?職場か、いや、飲み会直前に寄ったスーパーマーケットだ。しかしもう閉店の時間。その…

小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇

小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 (ちくま文庫) 筑摩書房 Amazon 伊坂幸太郎編の短編小説詰め合わせ。個人的に気に入ったのは、以下の4作品。 町田康「工夫の減さん」 泡坂妻夫「煙の殺意」 一條次郎「ヘルメット・オブ・アイアン」 宮部みゆき「サボテン…

苦役列車

苦役列車(新潮文庫) 作者:西村賢太 新潮社 Amazon 西村賢太著。著者のことは、亡くなるまでほとんど存じ上げなかった。その後、様々な記事を読むたびに興味が湧いてきて、一度読んでみようと手に取ったのが本書である。 私は、著者の人間性が前面に出てい…

暗殺教室(1)~(21)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:松井優征 集英社 Amazon 松井優征著。漫画の名作を子どもと一緒に全巻通して読もうシリーズ(前回はヒカルの碁)。マッハ30の速度を操る元暗殺者の教師と、その暗殺を政府から託された生徒の話、とまとめると意…

神戸サウナ&スパ

さわら丼 今日は、一年前のこの記事とほぼ同様の行程をたどった。昼食に、岡山駅で「吾妻寿司」のさわら丼を買って新幹線で食べ、土産に「廣榮堂」のきびだんごを買う。 新神戸駅で降りて、サウナに入る。前回は神戸クアハウスだったが、今回は「神戸サウナ…

鎌倉殿の13人(最終話)

最終話、そしてその前話と、いずれも素晴らしかった。前話は、朝廷との戦に向けた政子の演説シーンに感動し、義時と泰時の対面シーンに涙を流し、もしかしたらハッピーエンドもあり得るかと期待させつつ、最終話はこれまでの伏線をすべて回収するかたちで衝…

EGO-WRAPPIN’

ベストラッピン 1996-2008 アーティスト:EGO-WRAPPIN',EGO-WRAPPIN' Toysfactoryレコード Amazon ROUTE 20 HIT THE ROAD アーティスト:EGO-WRAPPIN' Toysfactoryレコード Amazon EGO-WRAPPIN’のベスト盤。オリジナリティ溢れる、様々な音楽を作り出す彼らだ…

ダーリンは70歳

ダーリンは70歳 (コミックス単行本) 作者:西原理恵子 小学館 Amazon

一流の頭脳

一流の頭脳 作者:アンダース・ハンセン サンマーク出版 Amazon アンデシュ・ハンセン著。「スマホ脳」が面白かったので、続けて読んでみた。脳を鍛え、休ませ、栄養を与えるには有酸素運動をするのが良い、という非常にシンプルなメッセージを様々な観点から…

サウナと発汗量

風呂やサウナに入ると、どれだけの水分が出ていくのか。ネットで調べると、結構な水分が汗として出ていくので、必ず水分補給をするように、という記事はいくらでも出てくるのだが、実際に自分で測ったことはないので実験。 計測方法はごく単純に、銭湯に入る…

鎌倉殿の13人 第45話 八幡宮の階段

公暁による実朝暗殺事件は歴史上大きな事件であり、本物語においても重要な転換点になると思われたが、その大きな事件を更に大きな物語の一部に組み込んでしまうことが三谷脚本のすごさ。 並の脚本家なら、事件そのものを中心に置いて話を進め、その事件に物…

NHK MUSIC 桑田佳祐 LIVE SPECIAL

www.nhk.or.jp 以前、同じNHKのスペシャルライブでサザンのライブを見たことがあり、それが大変良かったのを覚えているが、今回も見てよかった。バラードもロックもポップスも何でも桑田節として歌える(さすがに高音は出にくくなっている?)。歌の終わりの…

自分のことにしか興味を持てないことの自覚

自己中心的なこと、それ自体は善でも悪でもない。・・・そうは思いつつも、時折、いかに自分が自分のことにしか興味がないかということを自覚し、その情けなさや人としての至らなさを痛感するのだが、だからといってそれが事実である以上、そういう自分を生…

奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業

奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために 作者:荻野 弘之,かおり&ゆかり ダイヤモンド社 Amazon 荻野 弘之著。マルクス・アウレリウスを読み、セネカを読んだ後のエピクテトス。ストア派の本はしっくりくる。 世…

HUNTER×HUNTER (37)

HUNTER×HUNTER モノクロ版 37 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:冨樫義博 集英社 Amazon 生きていれば、良いこともある。約4年振りの新刊だ。こうして第37巻を読める日が来るとは・・・。ハンターハンターの新刊を読むたびにいつも思いだすのが、はてブの…

松任谷由実

松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。 (通常盤) アーティスト:松任谷由実 ユニバーサル ミュージック (e) Amazon ユーミンからの、恋のうた。(通常盤)(3CD) アーティスト:松任谷由実 Universal Music =music= Amazon ユーミン万歳! …

山奥の古刹散策

祝日。天気も良く、暖かかったので少し外出。車で山道を走り、深い森と柔らかな苔に囲まれた古いお寺を散策。知名度がないためか、訪問客は私達だけだった。木々の匂い、鳥の声、注ぐ木漏れ日。少しだけ、心が洗われた気分になった。

人生の短さについて

人生の短さについて 他2篇 (光文社古典新訳文庫) 作者:セネカ 光文社 Amazon セネカ著、中澤務訳。大切な本と出会えた。これからも繰り返し読みたい、と思える本に出会えたこと、そしてそれが2000年前に書かれた本であるということは、私にとって非常に運命…

11月

早くも11月か。日の出は遅くなり、朝になってもまわりは暗い(そしてリビングが寒い)。紅葉は進み、秋刀魚は脂がのり、林檎が美味しくなり、ビールが少しだけ遠のいた。仕事は相変わらず忙しく、もうやってられないと毎日思うが、職場も寒いのでネクタイを…

オリックス優勝

今年のプロ野球日本シリーズは、オリックスが日本一となった。おめでとうございます。近鉄百貨店では優勝記念セールが始まるのだろうか。 それぞれセ・パの優勝チームがクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本一をかけてヒリヒリするような熱い戦いが7試合…

曽爾高原

ススキ野原を歩きたくて、奈良・曽爾高原に行ってきた。一面にススキが広がる素敵な景色で、多くの観光客が来ていた。もう少し到着が遅れていたら駐車場に停められなかっただろう(昼には結構長い渋滞が出来ていた)。以前からいつか秋に行ってみたいと思っ…

星空観察

先に鳥取旅行をしたときは、満点の星空を眺めることが当初の目的だったのに、台風のため星空を楽しむこととは全くできなかった。いつかそのリベンジを、と思っていたのだが、少し調べてみたら近所にも星空観察に適した場所があるらしい。 周囲が暗いこと、標…

鯖寿司、低山、サウナ

せっかくの週末で天気も良いので、すこしお出かけ。低山に登り(しかも大半はロープウェイ)、頂上から景色を眺めながら鯖寿司を食べる。絶景だった。鯖寿司も美味しかったし(なかなか高価だったが)。 その後は初めて行くスーパー銭湯。土曜日にも関わらず…

鎌倉殿の13人 第39話 穏やかな一日

今回は実朝を中心とした話。そして、主人公北条義時の非道さが際立つ話であった(ここまで徹底して悪役を演じる大河ドラマの主役も珍しい)。力のない将軍実朝を恫喝する執権義時。着物も、白い実朝と黒い義時。あれだけ「良い奴」だった小四郎が、よくもこ…

友人との邂逅

出張先で、大学時代の友人と出会う。久しぶり(約6年振り)の再会で、お互い会社のポジションや家庭の状況等に変化はあったものの(友人は管理職になっていた)、会えば昔と同じ気分で情報交換。それぞれ、何とか日々を乗り越えているという感じ。わずかな…

HUNTER×HUNTER連載再開

『HUNTER×HUNTER』37巻(冨樫義博・著/定価528円(税込))の発売が11月4日(金)に決定しました。 — 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) 2022年9月19日 ときて、 「週刊少年ジャンプ」2022年47号(10月24日発売)にて『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博・著)…

スガシカオ

THE BEST-1997~2011- アーティスト:スガシカオ ユニバーサル ミュージック Amazon 昔、J-WAVEでスガシカオの番組を聴いていたときのことを思い出しながら。どれも良い曲ばかり。個人的ベスト5は次の曲。 黄金の月 午後のパレード 光の川 SPIRIT 愛について …

訃報:アントニオ猪木

news.yahoo.co.jp いつか来る日と分かってはいたが、ついに亡くなられたか・・・。とにかく、笑顔がかっこいい人だった。全盛期の猪木をリアルタイムで観ていたわけではないが、それでも猪木はスーパースターであり、その生き様は尊敬せざるを得ないカリスマ…

セレブレイション~マドンナ・オールタイム・ベスト

セレブレイション~マドンナ・オールタイム・ベスト(2枚組) アーティスト:マドンナ,ジャスティン・ティンバーレイク,ティンバランド ワーナーミュージックジャパン Amazon どうしても外せないのは「Hung up」だが、それはこの曲が良すぎるからであって、30年…

鎌倉殿の13人 第37話 オンベレブンビンバ

謎のタイトルだったが、なんと大姫の「おまじない」だったのか(しかも時政は間違って記憶していたわけで、これは分かるわけがない)。「オンベレブンビンバ」から始まる、悲しくも美しい「最後の一家団欒」シーン。これは三谷脚本が起こした奇跡だ。第35話…