雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

すらすら読める徒然草

すらすら読める徒然草 (講談社文庫) 作者:中野孝次 講談社 Amazon 中野幸次著。いつか兼好法師の「徒然草」を読もうと以前から思っていた*1が、原書を読めるほどの力もなく、どうしようかと考えていたところに本書を発見。読みやすい現代語訳と著者の解説(…

上を向いて生きる

上を向いて生きる 作者:宮本 亞門 幻冬舎 Amazon 宮本亞門著。自身の癌やコロナ禍と向き合い、受け入れ、乗り越えようとする著者の生き方を知る本。「楽天的とポジティブは違う」の章や、「どんどん変わっていいんじゃない?」あたり、変化をしなやかに受け…

センゴク権兵衛(1)-(15)

センゴク権兵衛(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者:宮下英樹 講談社 Amazon 宮下英樹著。仙石権兵衛(秀久)を主人公とするシリーズ第4作。これまでの「成功物語」は、本作11巻からの大名復帰までの過程を描くための布石だったのかもしれない。・・・…

囲碁

図書館で「ヒカルの碁」を借りて長男に読ませてみたら、囲碁に興味をもったようなので、とりあえずオセロを使って9路盤の囲碁を教えてみた。囲碁は将棋と違って概念が分かりにくいのではないかと思ったが、案外理解できたようだ(漫画のおかげか?)。とり…

モオツァルト・無常という事

モオツァルト・無常という事 (新潮文庫) 作者:秀雄, 小林 新潮社 Amazon 徒然草に関する批評文が読みたくなり、久々に小林秀雄を読んだ。なんだか懐かしい気がしたのは、おそらく氏の文章が大学入試の問題や模試で良く使われていたからだろう。

人生パンク道場

人生パンク道場 (角川文庫) 作者:町田 康 KADOKAWA Amazon 町田康著。私は人生相談の本を好んで読むが、基本的に相談内容にはそれほど差はなく、面白い本になるかどうかはひとえに回答者の力量による。この場合の力量とは、単なる文章力やウィットに富んだコ…

ゴールデンカムイ

[第1話] ゴールデンカムイ - 野田サトル | となりのヤングジャンプ 野田サトル著。名前くらいは知ってはいたが、なんとなく興味がわかずに未読だったこの作品、全話無料公開と聞いて軽い気持ちで読み始めたところあまりの面白さに読むのが止められなくなって…

耳そぎ饅頭

耳そぎ饅頭 (講談社文庫) 作者:町田康 講談社 Amazon 町田 康著。偏屈を自称する著者が、その偏屈さを治すため、これまで遠ざけていた世俗の様々なことを体験するエッセイ集。その意味では、穂村弘の「現実入門―ほんとにみんなこんなことを?」に似ていると言…

神々の山嶺

久しぶりに再読したら、前回とはまた違った感想を抱いた。名作は、何度も読む価値がある。本作は、登山の魅力と怖さを描いた作品でありつつ、同時に山に人生を賭けた人間を深く描き切った作品でもあるから、私のように登山を趣味としない者でも感動するのだ…

センゴク一統記(1) ~(15)

センゴク一統記(1) (ヤングマガジンコミックス) 作者:宮下英樹 講談社 Amazon 宮下英樹著。「センゴク」シリーズを最初から読み直してみると、その壮大さと密度に驚く。著者も、最初からこれほどの長編を企画していたわけではないだろうが・・・。一応主…

たかが殺人じゃないか

たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説 作者:辻 真先 東京創元社 Amazon 辻 真先著。あえて戦後すぐという設定で書かれた推理小説。時折メタ視点で描かれるのはまあ面白いが、「カササギ殺人事件」を読んだ後だと、ねえ・・・。

スタンフォード式 最高の睡眠

スタンフォード式 最高の睡眠 作者:西野 精治 発売日: 2017/03/08 メディア: Kindle版 西野 精治著。こちらのブログを見て興味を持って読んでみたもの。本書の内容は、この方が上手にまとめられているので、ここには書かない。本書で最も重要な個所は、睡眠…

あなたは何で食べてますか?: 偶然を仕事にする方法

あなたは何で食べてますか?: 偶然を仕事にする方法 作者:有北雅彦 発売日: 2019/06/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) 有北雅彦著。様々な(特殊な?)仕事で生活している人々の生き方を紹介する本。職業紹介というよりは、その生き様を描く本である。仕…

1日外出録ハンチョウ(10)

1日外出録ハンチョウ(10) (ヤングマガジンコミックス) 作者:上原求,新井和也,萩原天晴,福本伸行 発売日: 2021/01/06 メディア: Kindle版 以前から「1日外出録ハンチョウ」は「中間管理録トネガワ」と並ぶ名作だと思っていたが、特にこの第10巻は素晴ら…

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった (コルクスタジオ) 作者:岸田奈美 発売日: 2020/09/23 メディア: Kindle版 岸田奈美著。肩の力のぬけた自然体エッセイで、楽しく読めて、ホロリと泣ける素敵な文章だった。中でも、最後の方に閉じこまれ…

カササギ殺人事件

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: Kindle版 カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 発売日: 2018/09/28 メディア: 文庫 アンソニー・ホロヴィッツ著、山田 …

AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書) 作者:庭田杏珠,渡邉英徳 発売日: 2020/07/15 メディア: 新書 太平洋戦争時代の白黒写真をカラー化する、という企画写真集。同じ写真でも色があると現実感が増して、確かにこうしたことが本当にあ…

半沢直樹 アルルカンと道化師

半沢直樹 アルルカンと道化師 作者:池井戸潤 発売日: 2020/09/17 メディア: Kindle版 池井戸 潤著。半沢直樹シリーズ第5作目。とても読みやすい。すっと読めるのは良いのだが・・・、「時代劇」を観ているような、分かりやすすぎる筋書きに困惑した。シリー…

世界の美しい島100、地球とは思えない世界の絶景

世界の美しい島100 作者:ピーピーエス通信社,アフロ 発売日: 2014/04/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 地球とは思えない世界の絶景 作者:世界の絶景調査委員会 発売日: 2015/02/13 メディア: 単行本

世界のかわいい村と街

世界のかわいい村と街 発売日: 2017/10/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) コロナ禍で旅行は難しいので、せめてこんな本を読んで意欲だけ膨らませてみる。旅行するなら、自然豊かなところか、歴史を感じるところが好みだが、街歩きをするならやはりヨーロ…

震災1年全記録

大津波、原発事故、復興への歩み 震災1年全記録 作者:朝日新聞社,朝日新聞出版 発売日: 2012/02/17 メディア: 単行本 あれだけ恐怖を感じたのに、人間の記憶は失われていくもの。それでも、津波の写真を見たら、あのときの感情が一緒に蘇る。日常なんて、い…

未来ちゃん

未来ちゃん 作者:川島小鳥 発売日: 2011/03/22 メディア: 単行本 川島小鳥著。写真の彼女は著者の娘ではなく、友人の子どもとのこと(名前も「未来」ではない)。豊かな感情とあふれるようなエネルギーが伝わってきて、思わず笑いがこぼれつつも、たしかに子…

滑走路

歌集 滑走路 (角川文庫) 作者:萩原 慎一郎 発売日: 2020/09/24 メディア: Kindle版 萩原慎一郎著。私が本書を知ったのは、NHKのニュース番組。本書が著者にとっての初の歌集であり、また遺稿となったことを取り上げていた。番組を観て、すぐに読みたいとはな…

ピュリツァー賞受賞写真全記録

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録 第2版 作者:ハル・ビュエル 発売日: 2015/09/15 メディア: 単行本(ソフトカバー)

還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方

還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方 (講談社現代新書) 作者:出口治明 発売日: 2020/05/20 メディア: Kindle版 出口治明著。いわゆる「定年後の過ごし方」を説くような本ではなく、年齢なんて関係ない、好きなことをしろ、迷ったらしろと生き様を前面に…

波よ聞いてくれ(8)

波よ聞いてくれ(8) (アフタヌーンコミックス) 作者:沙村広明 発売日: 2020/10/23 メディア: Kindle版 北海道地震という重いテーマを置きつつ、シリアスな状況下でのくすりと笑えるドタバタ展開を描けるのは著者の優れたバランス感覚の賜物だろう。素晴ら…

センゴク天正記(1)-(15)

センゴク天正記 全15巻完結セット (ヤンマガKCスペシャル) 作者:宮下 英樹 発売日: 2012/10/05 メディア: コミック 宮下英樹著。家臣を抱える身分となった仙石権兵衛。「センゴク」が第一部で、こちらはその続編となる。一向衆との戦いを中心に、上杉、毛利…

ポプテピピック

ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション) 作者:大川ぶくぶ 発売日: 2015/12/07 メディア: Kindle版 ポプテピピック SECOND SEASON (バンブーコミックス WINセレクション) 作者:大川ぶくぶ 発売日: 2017/06/07 メディア: Kindle版 大川ぶくぶ著…

再読

読書時には、基本的にはこれまで読んだことのない本を手に取るが、時々、再読したくなるときがある。先日、「人を動かす」や「嫌われる勇気」を読み返して気づいたことを以下メモしておく。 読み返したくなって手に取る本は、自分にとって読む価値があると分…

昭和 写真家が捉えた時代の一瞬

昭和 写真家が捉えた時代の一瞬 作者:木村 伊兵衛,入江 泰吉,田沼 武能,熊切 圭介,土門 拳,浅野 喜市,濱谷 浩,緑川 洋一,林 忠彦,薗部 澄,芳賀 日出男,長野 重一 発売日: 2013/10/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 昭和初期から万博までの昭和を写し取っ…