雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2003-01-01から1年間の記事一覧

生きたければ戦って勝ち取れ

「期待しない世代」の一人として述べる。 今後は、世代間の裂け目(cleavage)が深まり、利害対立は深刻になるだろう。 その主たる原因は、不景気による失業・賃金カットと、高齢社会における社会 福祉費の増大である。ここで断っておくが、年金問題をどうすべ…

幻想に囚われて(2)

先日述べたように、博打は人生から切り離せない。 諸行無常という言葉は、別に哲学的でも抽象的でも文学的でもなく、 私たちが直面している世界の今の模様をそのまま記述しているものだ。 土地の価値が10分の1になる時代もあり得るし、 紙幣の価値が100分の…

幻想に囚われて(1)

何となく賭博について考えてみる。 パチンコ、競馬、丁半、等々・・・ その時、私の頭に浮かんだのは、『真面目』な人だ。 「いえ、私はそういう賭け事の類は一切致しませんので」 なんて台詞がとても似合ってしまう人。 どうも博打は印象が悪いようだ。 私…

幸福を食す

二人の記念日を、彼女と祝う。 お気に入りの京料理屋さんで乾杯。 献立 金時人参とかぶらの湯葉和え 胡麻豆腐と海栗 鮟鱇の肝(アンキモ) お刺身盛り合わせ(ヒラメ、イカ、鮪、シマアジ、ホタテ) スッポンのお吸い物 蛸のやわらか煮 千枚漬けの御寿司 鰆…

仕事をすると、心も身体も疲れる。 仕事が続くと、疲労の回復がにぶくなる。 疲れが溜まると、体力は衰え、粘り強い思考も出来なくなる。 ここから先は悪循環が続いていくのだ。恐ろしい。 嗚呼、休日は、必要だ。 つまりは、変化(非日常)は必要なのだ。 …

私は人生の目標を持っていない。 小さなころから、将来の夢というものがよくわからなかった。 のんべんだらりと、流されるがごとく人生を送ってきた。 人生に目標を設定して、その実現に向けて努力をする。 この一見美しく見える態度には、実は致命的な欠陥…

やさしさなんてもとめないで

先日、とある試験に合格した。 金と時間と労力をかけていただけに、とても嬉しい。 その試験は私の周囲の人間は誰でも通っており、その意味で私は 少数派、というより異端者だった。ほど良いぬるま湯人生のレール上を 走ってきた私にとって、明確なマイノリ…

己だけで溢れる器の小ささか

最近職に就いた、とある友人が苦しんでいる模様。 まあ、働き始めというのは何かと疲れる時期だよね。 人間関係の変化、己の生活の変化、場合によっては価値観の変化まで 余儀なくされるからね。その変化を楽しめるかどうかはさておき、疲れますわ。 しかし…

とある音楽堂の内部を見学させてもらった。 舞台に上がり、説明を聞きながら、ふと客席の方を向く。 私は、上部からふりそそぐ圧倒的な照明と、 目の前の広大な客席に包まれた。 そして私は思いを巡らす。 嗚呼、こんな世界を体験している人がいるのか、と。…

9月25日発売の週間モーニング、『カバチタレ』より。 行政書士を目指している主人公に対する台詞。 「人を助けたくてこの仕事を選んだなんて ムシのいいことを言うのはいい加減にしたらどうなんだい」 「依頼者のために損害賠償の請求をすれば その相手方は…

ファンの勝手な独り言

http://toriatama.net/ →日々まんが♯26 ・・・嗚呼、そうか、とうとうそうなったか。 二人はきっと別れない、そう思っていたから、笑っていられたのに。 「今は 自分から手をはなしてしまった事が 残念でしかたありません」 本当に、サイバラ自身、残念なん…

名誉なことです

id:onanieさんに紹介(?)された。 >>オナニッキしか登録してない ぐぐ、なんか恥ずかしい。 ということで紹介し返してみよう。 サイト名は『オナニッキ - オナニーで負け組脱出大作戦(1975年生)』。 内容は、日々のオナニーに関する諸々のこと。 その潔さ、徹…

共に歩いて行きましょう

最近、知人の就職が次々と決まる。 おめでとう、就活お疲れ様。祝福するよ。 同時に、今後の素晴らしくも苦楽溢れる未来を生きる貴方を、心より応援します。 不況の真っ只中に就職して、先行きの暗い日本社会で生きる。 このことを、あなた方はもう選んでし…

お前も俺も不気味なんだよ馬鹿野郎

WEB上に自らが記した事項においては、他者の視線を排除できない。 他者は自分と異なるものであり、そして異質なものは自分にとって 脅威であり、不安であり、興奮であり、喜びであり、成長の糧であり、 実は私自身の枠を作るものでもある。 私以外の人間はこ…

妬みかもしれないしそうではないのかもしれない

官僚日記さん(http://d.hatena.ne.jp/kanryo/20030826)で、 天下りについて語られている。 曰く、組織維持の為、公務員数抑制の為、民間との癒着を防ぐためには 特殊法人・公益法人等への天下りは仕方ない制度だ、とのこと。 大筋としては納得のいくところ…

八十八回

近所に、主人がえらく話し好きで情熱的な米屋がある。 そこに行くと米を買うだけで1時間近くかかってしまうのだが、 ここで買うお米は本当に美味しくて、ちょいと値は張るがやめられないのだ。 今回買ったものは山形産コシヒカリ、5kgで3000円。 キロ単価600…

世界で活躍する人々を見て劣等感を抱き、 夢を叶えていく友人を見てねたむ。 今の自分と比較して、どうしようもない不安に襲われてしまうのだ。 ――私はこのままでいいのだろうか、他に何か道があるのではないか、と。 しかし、対案の無い現状否定は、きっと…

夏休みの過ごし方

先日、総合病院の口腔外科で親不知抜歯の手術を受けてきた。 口腔外科も、全身麻酔も、入院も、初めてのことだった。 医師が言うには、親不知ってのは案外厄介なもので、 放置しておくと、生え方が悪い場合には歯並びが悪くなったり、 偏頭痛がしたり、奥歯…

あるひとつの死について

仕事中にその事実を知った。 友人Sからの電話だった。 電話中も、その後も、私は呆然としていた。 知人(A)が自殺したということを、きちんと認識出来なかったのだ。 午後5時30分、業務終了、「Aのところ」へ向かう。外は雨。 実際に死体と向き合うまで…

注記

当初は、「怯えて怠けて」というタイトルでした。