雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

我が友、スミス

我が友、スミス 作者:石田 夏穂 集英社 Amazon 石田 夏穂著。読後、爽やかな気持ちでスクワットがしたくなる。しかし本書は、身体を鍛えることの素晴らしさや効能を描いた作品、ではない。それよりも、自分自身を誰かの物差しで評価されたり、他人が決めたル…

コロナ第7波

子どもの通う学校でコロナ感染者が出たため、学級閉鎖になってしまった。急遽、今日の仕事は在宅勤務に切り替えて、ふたりで家で過ごす。外出もせずにずっと家で居ると一日が長く感じる。終わったと思ったらまた蘇るのがコロナ禍のつらいところ。それでも、…

訃報:安倍元首相

www3.nhk.or.jp 衝撃的な事件だった。日本で銃撃事件が起きたということ、そして元総理大臣が撃たれて亡くなったということ。いずれも驚くべきことなのだが、一方で、今回のような事件が実際に起きたということは、それは「起こりうる」ことだった(「あり得…

ローマの哲人 セネカの言葉

ローマの哲人 セネカの言葉 (講談社学術文庫) 作者:中野孝次 講談社 Amazon 中野孝次著。「すらすら読める徒然草」の中で、著者が兼好と並んでセネカを愛読していると知り、本書を手に取ってみた。印象に残った言葉を抜粋してメモしておく。 自分の権能外の…

水やり後の豪雨

早くも梅雨明け。夏のような暑さ(というか、夏なのか)。遅ればせながら種をまいてみたが、今年の向日葵は無事に咲いてくれるだろうか。 あまりに雨が降らず、庭の花木も枯れそうなので仕方なく水やりをしたところ、その日の深夜に豪雨。雨音の激しさに目が…

筆算の線は定規で引かないといけないらしい

長男の算数の宿題を見ていたところ、筆算をするときに毎回定規を使って線を引いていたので、何故そのようなことをするのかと理由を尋ねてみたところ、「定規を使わないとやり直しさせられる」とのこと。意味が分からなかったのでネットで検索してみたら、ど…

塞王の楯

塞王の楯 (集英社文芸単行本) 作者:今村翔吾 集英社 Amazon 今村 翔吾著。前作「じんかん」と比べて、全てを描き切った傑作だと思う。同年に直木賞を取った米澤穂信氏の「黒牢城」よりも私はこちらの作品の方が好み。 石垣を用いて最強の楯を作る穴太衆と、…

夏のような暑さ

暑い。うだるような暑さだ。早くも梅雨明けなのだろうか?エアコンを入れ、布団のシーツ類を夏物に変え、素麺を食べる。我が家の紫陽花も元気がない。洗濯物は良く乾く。 土曜日にワクチン(3回目)を接種したせいか、微熱と軽い頭痛がする。遠出する気も起…

タクシー運転手 約束は海を越えて

タクシー運転手 約束は海を越えて [Blu-ray] ソン・ガンホ Amazon チャン・フン監督、ソン・ガンホ主演。実話を舞台にした映画らしく、私はこの作品で「光州事件」を知った。 久々に映画を観たところ、良い作品と出会えた。コメディ風の作品から、次第にシリ…

背中が痛い

仕事が忙しい。同時に地域のPTAの役割もあたっていて、時間がない。家族もそれぞれ色々とあるようで、あれやこれやと忙しない。そんな中、背中が猛烈に痛くなり整形外科に行ったが、レントゲンを見ても原因は分からず医師は様子見と言う。その後整体でマッサ…

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

母親からの小包はなぜこんなにダサいのか 作者:原田ひ香 中央公論新社 Amazon 原田ひ香著。誰かの書評を見て、長いタイトルだなと思いながら手に取ってみたが、特に感想なし。登場人物があまりに自己中心過ぎる(相手のことを慮ることの少なさ)ところに引い…

世界のシェー

世界のシェー (よりみちパン!セ) 作者:平沼 正弘 理論社 Amazon 平沼 正弘著。世界中をまわり、現地の人に「シェー」のポーズをとってもらう、ただそれだけの写真集。ばかばかしい、のかもしれないが、にもかかわらずこの感動は一体何なのだろう。赤塚不二夫…

目でみることば

目でみることば 作者:おかべ たかし 東京書籍 Amazon 「阿漕な商売」とか「折り紙つき」とか、日常の言葉として使っているものの、その語源を知ってみるとなかなかに新鮮だった。とはいえ、本書は語源辞典ではなく写真集。「灯台もと暗し」など、考え抜かれ…

だらだら動物図鑑

だらだら動物図鑑 エクスナレッジ Amazon 他の動物もあくびするんだな。来世はナマケモノになりたい。

私の「青盤」を作ってみる

irota.hatenablog.com 続いて、青盤。収録アルバムは「Revolver」、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」、「The Beatles (WHITE ALBUM)」、「Yellow Submarine」、「Abbey Road」、「Let It Be」、「Past Masters Vol.2」から。なお、今回も曲順は自…

黒牢城

黒牢城 (角川書店単行本) 作者:米澤 穂信 KADOKAWA Amazon 米澤穂信著。有岡城を舞台に、荒木村重と黒田官兵衛が対話で繰り広げる戦国ミステリー。直木賞受賞ということで読んでみたが・・・、ちょっと籠城の展開と各事件との組み合わせに無理があるような。…

5月は忙しかった・・・。ようやく一山越えたので、昨日は打ち上げ。久々の飲み会は大変楽しかった。今晩は子どもと近所の小川に散歩がてら蛍を探しに行く。運よく数匹のホタルを発見。ふんわり飛ぶ姿が可愛らしかった。

週末

仕事をしたり、歯医者に行ったり昼寝をしたり、掃除をしたり買い物に行ったり。あっという間に終わってしまった。気合を入れるため、今日の夕飯はステーキ。近所のスーパーで「国産牛シャトーブリアン」と書いてあったのでつい買ってしまったが、それにして…

訃報:上島竜兵

www3.nhk.or.jp スーパージョッキーで熱湯風呂をしていたときから、伝統芸能のようにずっと変わらないボケを続けてきたダチョウ倶楽部が私は好きだった。これからも変わらない姿を見ていたかった。とても悲しいニュース。

LOVE ALL SERVE ALL(藤井風)

LOVE ALL SERVE ALL (初回盤)(2枚組) アーティスト:藤井 風 Universal Music Amazon 衝撃の「HELP EVER HURT NEVER」に続く藤井風第2作目。やはり声が良い。「きらり」や「旅路」が好みだが、他の作品も聴きこんでみたい。ピアノ主体の曲がもう少し聞きたか…

GW後半

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館へ行ってきた。1階には飛行機、ヘリコプターの実機が多数展示され、また2階には宇宙に関する展示もあり、大人が見ても十分に楽しめた。見せ方も工夫があり、操縦シミュレーター体験や宇宙ステーション「きぼう」(模型)の中…

GW

三連休だが金曜日(祝日)と日曜日は雨天で、天気が良いのは今日だけ。そのせいもあって、外は大変な人込みだった。日頃、人の多い地域には近寄らないようにしているが、今日出かけたのはテーマパークの太秦映画村。人込みをかきわけ、行列に並び、へとへと…

休日出勤

雨の中、イベント動員のため休日出勤。朝は早いし、雨は降るし、外は寒いし、つらい一日だった。あと少し頑張れば、ゴールデンウイークか・・・。

鎌倉殿の13人(第12話、第13話)

前年度の「青天を衝け」が大変面白かったので、そのままなんとなく見続けていた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」だが、これまではのめり込めなかった。脚本は三谷幸喜だし、役者さんも上手なので面白いことは面白いのだが、いかんせん時代が古すぎる。明治時代と…

私の「赤盤」を作ってみる

私がThe Beatlesの曲を初めて聴いたのは中学生の頃。きっかけは忘れてしまったが、地元の図書館でCDを一枚ずつ借りては順番に聴いていた。もちろんその頃にはバンドは解散してしまっていて、「過去の古い曲」ばかりだったはずだが、中学生の私にはどの曲も新…

スマホ脳

スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 新潮社 Amazon アンデシュ・ハンセン著。絶え間ない情報の刺激によってスマートフォンから離れられず、膨大な時間を注ぎ込んでしまうことで、思考力(集中力)が低下し、運動量が落ちて、不安をもたらす。人…

新緑

気が付けば新緑の季節。ヒメシャラ、ヤマボウシ、モミジ、オオデマリの葉が鮮やかだ。冬に球根を植えたチューリップも無事に咲いた。とてもきれいだ。

子どもから「応援して」と言われたら

子どものために自分を犠牲にする親を目指しているわけでもないし、ましてやそれを後になって恩着せがましく言うような人間には絶対になりたくないのだが、親としては子から応援してくれと頼まれたら断れないものだ。そんなことを実感した日曜日。 長続きしな…

週休二日では時間が足りない

今週末が桜のピーク。晴天の青と桜がよく映えていた。風が強くて桜吹雪が舞っていた。美しかったが、桜は儚い。 外で食べるおにぎりは大変に美味しい。冷凍からあげでも十分。 この土日は暑かった。日中はもう夏のようだ。まだ頭は冬の記憶が消えないので冬…

生きていてもいいかしら日記

生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫) 作者:北大路 公子 PHP研究所 Amazon 北大路公子著。良い読書体験だった(ただ、本書の内容については何も覚えていないのだが)。 とにかく面白かった。肩の力の抜けた(抜けきった)文体で、悪意もなく、毒気もな…