体調も回復してきたが、特にどこに出かけるというでもなく、家でテレビを見て過ごす。朝から連続テレビ小説「虎と翼」の総集編を見る。戦前、戦中、戦後という大きな日本社会の流れの中で、主人公が周りの人たちと懸命に生きていく様が上手に構成されていた(個人の視点と社会の視点のバランスが取れていた)。主人公も魅力的で、見応えがあった。知人から、今年の朝ドラは異色の出来、と聞いていたが、観て納得。
夜は紅白歌合戦。全体として見応えがあった。印象深かったのは次の5組。
- Vaundyの「踊り子」は雰囲気が良かった。ずっとこの曲を聞いていたい、と思えるような。最大の発見であった。
- B'zは最も盛り上がった瞬間。声がしっかり出ていたのは流石。やはり最後は「ultra soul」で。
- 米津玄師の「さよーならまたいつか!」は、直前に「虎に翼」の総集編を観ていたことも相まって、最も心に刺さった。
- 椎名林檎の「ほぼ水の泡」はミュージカルを観ているようで、最も「仕上がっていた」曲だろう。
- MISIA の「希望のうた」は歌詞が素晴らしかった。「花の香りの中 小麦の色の中」なんて、さすが矢野顕子。そして「明日へ」で締めくくる、文句なしの大トリであった。