長男の中学受験もいよいよ佳境。とはいえ、自分で自分を追い込むタイプでもないらしく、毎日励ましながら一緒に問題を解いたり解説したりしている。
親としてはもともと中学受験させるつもりはなく、友人の影響を受けて受験したいと言いだしたのは本人なので、まあ結果はどうあれ本人が努力すれば良いだけの話、くらいに考えていたのだが、「ここまで頑張ってきたのだから合格させたい(泣く子どもを見たくない)」となってしまうのが親の性。放任することもできず、ついつい長男の勉強に付き合ってしまっている。
教えてみて再認識したのは、子どもが伸びる様子を見るのは嬉しい、という当たり前のこと。これには危険な面もあり、周囲が本人の意向を無視して追い込んでしまう可能性もあることは理解したうえで、それでも、以前は歯が立たなかった問題が解けるようになったとき、長い文章が読み取れるようになったとき、文章の記述力(説明力)が伸びているときと、その成長を目の当たりにしたときは「人間ってすごいな」と感じざるを得ない。
もう一点、私は昔から教師に憧れを持っていたので(その道には進まなかったが)、自分が教えて「生徒」が伸びていく様子、「わかった!」という言葉を聞けたときの喜びを感じることができたのは個人的に嬉しい経験だった。自分の頭ではもう大学受験の問題には歯が立たないが(・・・高校受験レベルも?)、中学受験ならまだ教えることができる。自分がこれまでに経験した受験勉強の知識、経験等が子どもの役に立つなら惜しみなく分け与えたい。加えて、算数の難問は大人でも考え込んでしまう問題が多く、パズルを解くような感じで楽しめるのもまた良い。
ということで、日々、結構な時間を子どもの勉強につぎ込んでしまっている。しかし合格するかどうかは神のみぞ知る世界であり、駄目ならまた高校受験で頑張れば良いだけなのだが、・・・やっぱりうまくいくと良いなと思いつつ。今年はカレンダー上は9連休であるが、特に旅行等の予定も入れることもできず。まあ、受験生だって少しくらい楽しめる何かがあっても良いと思うのだが。