雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

お前も俺も不気味なんだよ馬鹿野郎

WEB上に自らが記した事項においては、他者の視線を排除できない。



他者は自分と異なるものであり、そして異質なものは自分にとって
脅威であり、不安であり、興奮であり、喜びであり、成長の糧であり、
実は私自身の枠を作るものでもある。
私以外の人間はこの世から消え去ってほしい、と思ったことは何度もあるが、
それが実現された世界できっと私の自我は崩壊するだろう。



他者のことは、私にはわからない。
だからといって、排除しようとはしない(距離をとろうとはするけれど)。
私には想像のつかない人間がこの世にいる、これが現実だ。
正確に言うと、私が理解できていない人間は、私以外の全てのヒトだ。



だから、他者にはなるべく寛容な態度で接しよう。
なぜなら、私も彼または彼女にとっては他者なのだから。
他者に関する基本的な思考もせぬままに、「他者は不気味」という幼稚な視点を
正面に据えて恥じぬ者への不愉快さは、何と表現するべきだろうか。




そしてこのWEB上で、私はかつて他者に対して行ってきた
愚かしい排除的態度を認め、恥をかこう。
同時に、今もまだ、そうした態度を取る自分がいることを懺悔しよう。
更に、きっと私は今後も、こうした愚行を繰り返してしまうであろうことを
告白して、・・・またも私は行き詰まってしまうのだ。




・・・が、行き詰まってばかりもいられまい。
言いたいことは今日の主題に書いてある。



「あの人の気が知れない」
「世の中、変な人ばっかりね」
「あんな人がいるなんて信じられない」


馬鹿野郎。
お前こそ得体の知れない気狂いじゃ。
世界は、知れば知るほど知らないことが増えるものだ。
異質な隣人と暮らし、永遠に不可思議な世界で生きることは我々の宿命なのだ。