雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

明日香村など

両親と一緒に小旅行。散々道に迷ってくたくたになって到着した最初の目的地は橿原市昆虫館。ヘラクレスオオカブトなどを見るのも悪くないが、昆虫館の魅力は放蝶館。温室に咲き乱れる南国の花、そこを飛び交う美しい蝶々。父母は初の昆虫館だったようで、色々と驚いていた。

 

次は石舞台古墳。教科書で見たとおりの立派な石組みだ。ひとつひとつの石の大きさは、外から見るより古墳の中から見上げたときに良く分かる。その後に行ったキトラ古墳では、子どもと一緒に古銭づくりや銅鐸づくり。

 

最後に出かけた葛城市の相撲館「けはや座」は、相撲資料館としても使えるのだが、何より良いのは老若男女、誰でも本物の土俵に乗れること。せっかくの機会なので、長男と一緒に塩をまいて、全力で取り組んでみた。これは他では体験できない、楽しいものだった。もう少しインバウンド向けに整備したら、かなり当たるのではないかと思う。

 

宿泊したホテルは、温泉もあり、夕食・朝食いずれも大変美味しくて満足だった。昼食はコンビニのパスタやマクドナルドで、旅行気分が全く感じられなかったが。

 

今回の小旅行を通して思ったのは、子どもが成長しているということは私も年を取っているということで、当然に私の両親も相応に老いている、ということ。自分の親の老いを受け止めるのはなかなか難しいが(自分自身の老いを受け止めるのはもっと難しい)、まずは現実を直視しなければ。誰しも平等に年を取るのだ。一方で、寿命を延ばすのは難しくても、健康寿命を延ばすこと(健康維持)は努力である程度はなんとかなる気もする。

 

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石舞台古墳

 

 

 

 

じゃがいもの花

庭に植えたじゃがいもに花が咲いた。紫とピンクの中間のような色をした、小さい花だ。調べてみると、切り離した方がじゃがいもの生育に良いという意見と、放っておいても問題ないという意見があり、まあ可愛らしい花だしということで放置することにした。あとは葉が黄色くなって枯れてきたら収穫か。

 

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じゃがいもの花

 

最近作って美味しかった料理

  • 炊き込みご飯は、何でも美味しいし失敗が少ないと思う。具材は、肉、芋、大豆、人参、牛蒡、舞茸と、そのときの気分で変える。なんとなく秋の料理だと認識している。
  • 鯛のあら汁も安くて美味しいのだが(ちゃんと下処理すれば臭みもない)、そのままお椀に入れると小骨が邪魔で食べにくい。ある程度出汁が取れたら、身をほぐしてアラは取り出した方が良いのかも。それと、あら汁の具材は品数少なめの方が良いようだ(多過ぎるとくどくなる)。
  • ステーキの新たなレシピが登場。NHK今日の料理」で見かけた方法で、肉をむき出しにして冷蔵庫に寝かせるというもの(島田シェフスタイル)。水分が飛ぶので油跳ねが抑えられ、それでいてパサつくことなく、美味しく焼けた。実際にやってみるまでは不安だったが。
  • 長男の希望に応えてハンバーグ。今回はチーズ入り。多少手間がかかるが、中心部の生焼けが避けられるし、とろりと溶けたチーズがまた美味しい。
  • また「ルイベ漬け風」を作ったので白ご飯と食べる。北海道産の鮭で作ったら最高なんだろうが、まあ、サーモンでも十分に美味しい。

庭歩き

ようやくETCの休日割引も復活したことだし、少し車で出かけてみる。和洋それぞれの庭を巡る。風情のある大名庭園の見晴らしもゆったりとして気持ちが良いし(私好み)、バラが咲き乱れるイングリッシュガーデンも素敵だった(妻好み)。紅葉の見頃はもう少し先だろうか。今日一日だけで12000歩も歩いていたようで、さすがに疲れた。

 

運動会と旅行

土曜日は長男の通う小学校の運動会。コロナの第5波がピークのときはもう無理だろうと思ったが、なんとか開催できてよかった。規模を縮小したので午前中で終わったのだが、コロナに関係なく、こんな程度で良いのではないかという気がする。

 

運動会の振り替えにより月曜日は学校が休みとなったので、日曜日の夜から旅行に出かける。旅行といっても天候に恵まれず、月曜日は朝から終日雨だったので、宿に泊まってご飯を食べて温泉に入るだけだったが。それでも、しばらく外泊してなかったので、それなりに楽しめたかな。旅行振興のクーポンも使えたし。

 

「やる気を出す方法は、やりだすこと(一歩踏み出すとやる気が起こる)」とはよく聞くが、旅行も同じで、行ってみるとまた次の意欲が湧いてくる。美味しいご飯、温泉、景色など、色々と興味が出てくる。

 

 

すらすら読める徒然草

 

 

中野幸次著。いつか兼好法師の「徒然草」を読もうと以前から思っていた*1が、原書を読めるほどの力もなく、どうしようかと考えていたところに本書を発見。読みやすい現代語訳と著者の解説(徒然草に対する著者の強い思いが伝わってくる)のおかげで、確かに徒然草が「すらすら読める」。

 

700年も昔の本だが、読んでみると意外なほど読みやすい。古文の文法知識などとうに忘れてしまっているが、それでもなんとか読める。訳文と照らし合わせながら繰り返し読んでいると、なんとなく原文で読めるようになる。兼好さん、なにしろ文章が上手いので、原文で読む方が面白いのだ。

 

花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは。(第137段)

昔から好きな文章。「にこたま」(渡辺ペコ)でも引用されていた。

 

 

人はただ、無常の身に迫りぬることを心にひしとかけて、束の間も忘るまじきなり。(第49段)

日暮れ、途遠し。吾が生すでに蹉蛇たり。(第112段)

所願を成じて後、暇ありて道に向はんとせば、所願尽くべからず。(第241段)

人の生の儚さと向き合い、「今を生きる」ことの大切さを説くのは、現代の啓発本を読まずとも、既に兼好法師が書いてくれていたのか。

 

 

ひとり燈のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。(第13段)

と書いて古典を読む意義を説いた兼好さんの文章を、700年後に私が読むのは不思議で、とても面白いことだと思う。間違いなく、今後も繰り返し読むことになるであろう書のひとつ。

*1:私が徒然草を読もうと思ったきっかけは、小林秀雄が「モオツァルト・無常という事」で「方丈記とは似ても似つかない」、「空前の批評家」、「文学史上の事件」とまで絶賛していて興味を持ったから。実際に読むまでに随分と時間がかかってしまったが・・・。

週末の雑記

随分と寒くなってきた。熱いお茶を美味しく感じるし、自然と鍋が食べたくなってくる。衣替えをして、毛布を出す。外出する気が失せ、家で(録画していた)テレビ番組を観る時間が増える。温泉に行きたい。

 

庭木が落葉し、鉢植えのペチュニアマリーゴールドは枯れたようだ(寿命半年?)。畑のジャガイモは元気に育っているようだが、土の下は見えないので良く分からない。

 

日々暗いニュースばかり見せられる中で、大谷選手の活躍だけは安定して楽しく明るいニュースだったが、野球シーズンも終わってしまったようで少し寂しい。来季も怪我無く活躍してほしい(記録は勝手についてくるはず)。

 

以前買ったswitch用プロコントローラー(廉価版)が半年で不具合が生じたので(左レバーが利かなくなってきた)、友人のアドバイスを聞いて純正品を購入する。高価だったが確かに使いやすい。長持ちすると良いのだが(消耗品と認識した方が良いのだろうか?)。

 

歯ブラシと歯間ブラシだけでは十分ではありません、と何度も歯科衛生士さんに言われて、ようやくデンタルフロスを使うようになった。といっても、面倒なので週に1回だが。慣れてくるともっと短い時間で処理できるのだろうか。