雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

松葉杖暮らし

子どもと公園で遊んでいた際に転んでしまった。と、右足にものすごい激痛が走る。転んだ打ち身の痛みとは明らかに違う。数分間、声も出せない痛みが続く。足がつったときの痛みを何倍にもしばらくして、動けるようになったので足を引きずりながら帰宅する。

 

しばらく安静にすれば治るだろうと放置していたが翌日になっても痛みがひかず、足に力が入らない。これは何かおかしいと調べて、どうも肉離れではないかと思い、整形外科を訪ねる。エコー検査で調べたところ、内出血が起こっていたが筋肉の筋が断絶するほどではなかった模様。湿布を貼り、包帯をしっかりと巻いてもらう。

 

一週間ほどで良くなるそうだが、しばらくは松葉杖暮らしをすることに。初めてのことで、歩き方もぎこちない。脇で挟むのかと思ったらそうではなく、脇から卵一個分の間隔を空け、手で持って使う道具なのか。痛めた足と一緒に杖を出し、力が入らない足をサポートする。

 

それにしても歩くスピードが遅い。いつもの間隔で駅に向かっても、全然間に合わず乗り遅れてしまう。そもそも階段が使えないので、無意識にどこでもエレベーターを探してしまう。そして電車やバスの揺れに対応できない。なるほど、片足を怪我しただけでこんなに不便なのか。身をもって経験してみなければ分からないことはたくさんあるのだな、と。

 

しかし一方で人体の治癒力は大したもので、日がたつにつれて痛みが弱まり、力も入るようになり、歩けるようになってきた。病院に松葉杖を返却し、風呂で患部をマッサージする*1 。たった1週間歩かなかっただけで、足の筋肉が固くなっている。人間の身体は使うようにできているのだな、と実感。

*1:後で知ったのだが、痛めたときは圧迫して冷やすのが大事で、風呂は厳禁だそうだ。