先週は妻がずっと具合が悪く、木曜日の夜にとうとう寝込んでしまい、金曜日は一日看病と長男の世話をしていた。土曜日になり、妻が少し回復してきたかと思ったら、今度は長男の様子が変だ。やたらと機嫌が悪く、表情もはっきりしない。動作も鈍く、泣いてばかりいる。夕方になってさすがにおかしいと体温を測ってみたら38.2度。疑うべくもなく風邪だ。というより、今まで気づかなかった親に問題があるレベルの話かもしれない。
生まれて初めての風邪であり、本人も不安なのだろう。抱っこか寝るか以外はずっと泣いている。赤ちゃん用の救急センターに指示を受け、水分を十分に摂らせ、脇に冷えピタをはり、氷枕で寝かしつける。日曜日になっても熱は下がらず、38.5度まで上がっておろおろしてしまう。食欲だけはあるのが救いだ。日頃は飲ませないリンゴジュースを美味しそうに一気飲みする生命力に感嘆する。
怒涛の３日間も終わりに近づくころ、元気が戻ってきて、笑みが浮かぶようになってようやく安心する。月曜の朝には熱も下がり、私も仕事に出かけることにした。念のため、かかりつけの小児科医に診てもらったところ、もう大丈夫とのことであった。慌ただしい週末だったが、ずっと抱っこしていたので逆に何もすることができず、ぼんやりと外の景色を眺めてたりしていた。それはそれで貴重な時間の過ごし方だったのかもしれない。
