雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

麒麟がくる

半ば惰性で観ているのだが、どうにも盛り上がらない。大河ドラマに限らないことだが、歴史をテーマに物語を作るなら、現代的価値観を持ち込まないでほしいな。その時代にはその時代なりの価値観があるわけで、仮にそれが現代では通用しないものだとしても、むしろそこにこそ歴史をテーマにした物語の存在意義があるのではないか。現代的価値観や正義というものを相対化する試みのひとつとして。現代的価値観に基づいて当時の人間を再構築してしまっては、当然矛盾が生じるし、そもそも舞台を過去に置く必要がないではないか。