雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

コロナウイルスと週末

金曜日。通勤電車に少しずつ乗客が増えてきた。学校にも登校日が設定され、日常が戻りつつあるようだ。気が付いてみたらスーパーではマスクがたくさん売られていた。相変わらず株価の値動きは意味不明。長期的には市場は合理的かもしれないが、短期では(特に「恐怖」が世界を席巻すると)決して合理的ではない、ということを身をもって知る。夕飯は白エビと玉ねぎのかき揚げと、アジのたたき。美味しい。家族からも好評で、わざわざ評判の魚屋まで車で買いに行った甲斐があった。

 

土曜日。図書館が再開してくれたのは大変うれしい。予約していた本を受け取り、子どもと早速読む。ドラゴンボールサイヤ人編の佳境。ベジータとの戦いは、ドラゴンボール全体の中でも屈指の出来栄え。鳥山明氏が格闘シーンを最も面白く描いていた時期だと思う。夕飯はステーキ。オージービーフは安いが、焼き方さえ気を付ければ美味しく食べられる。今日は少し焼き過ぎたようだが、ニンニクとローズマリーがよい仕事をしていた。

 

日曜日。日本全体で、新規陽性患者が日に日に減少している。世界的には、ロシアやブラジルなどまだまだ増え続けているのに、なぜか日本では落ち着いてきた。理由ははっきりしないが、生活習慣(接触の少なさ、清潔、マスク好き、下足文化等)も原因のひとつ(かもしれない)らしい。今日の夕飯は最近ネットでレシピを見かけた「よだれ鶏*1。作り方は簡単だが、しっとり柔らかく、大変美味しくできた。リピート決定。

 

月曜日。家族から、いびきがうるさいと苦情が出た。日頃はかいていないが、ここ数日いびきをかいているらしい。調べてみると、疲れによっていびきをかくことがあるらしい。おそらく、最近睡眠不足なので、その症状が出たのだろう。要改善。

*1:長男からは、「なんかまずそうな料理だね」と言われた。

ゴッドファーザー

 

 

  

 

ゴッドファーザーシリーズを通して観るという、恐るべき時間の使い方をしてしまった。これまでは、それぞれの作品ごとに良さがあると思っていたが、通して観るとPART1の素晴らしさが際立つ。もちろん理由はマーロン・ブランドの圧倒的存在感。台詞、表情、仕草、そのすべてが作品全てを支配していた。
 
また、PART1は他2作と比べて、若いマイケルがドンに成り上がっていくという成長物語であり、未来を感じさせる物語だったことも良い印象を残した理由かもしれない(PART2、3いずれも悲劇的な筋書きなので)。
 
PART2も、若かりしヴィトー・コルレオーネを演じるロバート・デ・ニーロはさすがに最高の演技だった。アル・パチーノも素晴らしい俳優なのだが、マーロン・ブランドデニーロと比べると、何かが足りないと感じる。PART3は、前2作と比べてみるとはっきりと見劣りする出来で、大仰過ぎる演技に悲劇過ぎる展開と、見ていて少しつらかった。

 

コロナウイルスとGW

木曜日。在宅勤務。「コロナウイルスによってパラダイムシフトが起きた。日本社会にテレワークが定着しだした」などという言説を見かけるが、はたしてそうなのだろうか。テレワークをする労働者が増えているのは、出勤者の減少という目標が先にあって、そのための手段として在宅勤務をしているだけであって、効率は落ちるし(資料がない、人に相談できない)、家は仕事をする環境としてはいまいちで、東京のような通勤ラッシュがない地域においては、あくまで「代替手段」であって、皆が皆それほど積極的に取り入れるものでもないだろう。特に小さい子どもが家にいる環境でどこまで仕事ができるのか、という話については、この記事がリアルで「ほんとこんなもんです」という感じ。 

togetter.com

今日の夕飯は筍ご飯と豚汁とカツオのたたき。旬の素材を使うと、それだけでごちそうになるという好例だ。

 

金曜日。久々に職場に出勤する。職場で仕事をする方が明らかに捗るのだが、通勤自体が面倒にも感じた。車内の周囲の乗客との距離とか、手すりを触ってよいのかとか、ピリピリした空気感がとにかく嫌だ。ただでさえ低い仕事へのモチベーションが、より低減しているのを感じるが、これも全てコロナウイルスのせいということにしておこう。

 

夕飯は、近所の肉屋で買った熟成牛のステーキ。部位はモモで、あっさりしているがもっちりとした噛み応えがちょうどよく、大変に美味しかった。上手に焼けたと思うが、味付けは塩コショウ不足。もっと大胆に思い切ってふりかけるべきであった。

 

土曜日。晴れて、大変に暑い。子ども用ドリル、児童書、伝記漫画(ファーブル、ナイチンゲールベーブルースなど)、バランスディスク(体幹レーニング用)、皿回し道具、ドッチビーなど、Amazonで注文した商品が続々届く。コロナウイルスによる家庭内自粛期間がなければ、ここまで勢いよくは購入しなかっただろう。

 

今回購入した一連の商品の中で、最も気に入ったのはボードゲームの「カルカソンヌ」である。戦略とカード運のバランスが良く、とても面白いし、子どもでもすぐにルールを覚えて楽しめた。1ゲーム30分程度で、終わるとぐったり疲れてしまうが。

カルカソンヌJ (Carcassonne J) ボードゲーム

カルカソンヌJ (Carcassonne J) ボードゲーム

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

夕飯は、すき焼き。時折、無性に食べたくなる。安い肉でも美味しいものだ。個人的には、卵をからめて食べた方が美味しいと思うのだが、家族はそうでもないらしい。

 

日曜日。最近、布団が暑くて寝苦しくなってきたため、布団を干し、シーツを洗濯機で、また毛布をコインランドリーで洗い、夏用布団と入れ替える。ところが夜になってみると夏用布団ではまだ少し寒く、逆に眠りが浅くなるという結果に。この時期の布団選びは難しい。

 

暑いので、夕飯はあっさりしたものが食べたいと思い、鶏肉とゆで卵のさっぱり煮(酢と醤油で煮込んだだけ)。ビールがうまい。GW期間限定サービスを利用して、Nintendo Switch Onlineの1週間お試し契約をしてみた。子どもが寝た後でスプラトゥーン2で遊ぶ。大変に面白く、いくらやっても飽きない*1。面白すぎて寝られない。生活リズムがものすごい勢いで崩れていく・・・。

 

月曜日。子どもが、暇で退屈ですることがなくてつまらない、と愚痴をこぼしてばかりいる。それと最近、感情の起伏が激しいようで少し心配だ。まあ、無理もない。学校もいけないし、友達とも遊べない日が増え、ストレスがたまっているんだろうな。と、理解はしつつも、自分の人生を楽しくするのは自分にしかできないことだ、と返してみる。これまでの日常生活では、子どもは「これをしなさい、あれをしちゃだめ」と枠にはめられることが多いからこそ、このコロナ自粛期間中に降ってわいた、ある意味極端なほどの「自由」と格闘してほしい。選択肢はそれほど多くないかもしれないが、自分は何がしたいのか、何が好きなのか、何に興味があるのか、自分と向き合って考えてみてほしい。

「教養」とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある。(中島らも「今夜、すべてのバーで」)

 

火曜日。天気も良かったので、子どもと自転車で近所をぶらぶらとサイクリング。休憩地点のカフェがパフェのテイクアウトのみ、となっていたので購入。上に乗っていたソフトクリームが美味しかった。昼過ぎから、自然発生的に(声を聴いて家から出てきたのか?)近所の子が外に出てきて、水合戦が始まる。「家で過ごそう」の合言葉はどうなったんだ。まあ、きっと皆ストレスが溜まっていたのが爆発しただろうな、子どもたちはびしょびしょになりながら走り回っている。最後はエスカレートして、泣き出す子が多発して強制お開きとなったが、たまにはこういう「祭り」もないとやってられないよな。子どもが元気に遊ぶ様子を見て、これが本来の姿だよなと思う一方で、感染防止の取組は明日以降も続けなくてはならないわけで、親としては大変に悩ましい。

 

水曜日。連休最終日。最近、各スーパーに買い物に行くと、マスクが売られていることに気づく。売り場から姿を消してから2か月ぶりくらいか?まだ割高のようだが、ようやく需給バランスが落ち着いてきたのかもしれない。今日は昼から雨。子どもと「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!」を鑑賞。面白いのだが、時折、ぶっ飛びすぎた場面に出くわして衝撃を受けた。特にタイムマシンの場面については、映像、音楽、展開の意味不明さ(惑星を観察するイルカがトイレにいっているすきに木星土星が衝突してしまう)など、一口で言うと「トリップ体験」が前面に出ているのだ。子ども向け映画でこれをやるとはさすがアメリカ、日本では作れない映画だろう。 

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夕飯は、鶏ムネ肉のカシューナッツ炒め。自分で作る豚汁が美味しすぎて止められない。連休中は毎日ビールを飲んでいたが、これは別にGWに限ったことではないな。夜になって、GWなのに一冊も本を読み終えていないことに気づき、愕然とする。家事と子どもの世話と、皿回しとバランスディスク、そしてカルカソンヌスプラトゥーン2に時間を費やしたゴールデンウィークだった。
  

*1:翌日、子どもにもさせてみたら、案の定はまったようだ。ということで契約は自動延長か?任天堂の思うつぼだが・・・。

コロナウイルスと週末

金曜日。在宅勤務。正直なところ効率は落ちるが、出勤を避けるためには仕方ない。通勤しなくて良いのはありがたいし、子どもを学校に預けなくて済むので助かっている。子どもは自分なりに時間割を設定し、頑張って勉強したり、テレビを観たり、そしてゲームをしたりしている。夕方になり、小学校から「友達に会いに行かないように。住宅の前で大きな物音を立てないように」というメールがきた。今は戦時中なのだから仕方ない、という理解もしつつ、どうしてもやるせなさが残る。おそらくこのメールには、学校に寄せられた住民からの苦情が背景にあるのだろう・・・。

 

土曜日。子どもと一緒に、学校から出された課題を済ませ、散歩したりキャッチボールをしたりする。その後はAmazonプライムで映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を観る。また休校期間の再延長連絡を受け、とうとう我が家でも通信教育を導入することになり、タブレット端末の購入を申し込む。以前、「家事」は、レベルを上げて物理で殴れという記事を見て大変参考になったのだが、今回のコロナ対応でも同様で、Amazon等に「課金」してレベルを上げて物理で殴るのが最善なのだろう。

 

家庭で過ごす人が増えて食料品需要が増えたからか、スーパーはいつでも混雑している(マスクは当然ない)。家庭の方針により、子ども同士の外遊びも当面禁止する親も増えてきた。友達と遊べない子どもが可哀そうだ。学校にも行けず、友達とも遊べず、公園も閉鎖され、どんどん世界が狭まっている(まるで囚人みたいな暮らしだ)。本人は「ストレス」の意味など知らないだろうが、確実にストレスは高まっているはずだ(これは子どもだけの話ではないが)。3月以降、外で遊ぶ子どもに対する不寛容さに関するニュースを見ては、憤りを抑えられない。 

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繰り返し思うのだが、3月の全国一斉休校はやはり失策だった*1と思うし、子どもよりも先に大人を対象とした根本的対策をすべきだった。どうして学校が休みなのに、パチンコ屋と居酒屋とかが今まで普通に営業できるのか、という質問に、親として返す言葉がない。

 

今日の夕飯は、筍ご飯とすき焼きとシュークリーム。妻の実家のおかげで、今夜はごちそうだった。

 

日曜日。天気は良いが、今日もほとんどの時間を家で過ごした。子どもの友達が遊びの誘いに来たが、人数が多かったため私が断ってしまった。外遊びできるチャンスなのに、子どもには悪いことをした。コロナウイルスを恐れるあまり、自分の判断に自信がなくなってきた。早く、外で皆と元気に遊べる日が来てほしい。

 

最近、くよくよしたり、イライラしたりしている自分に気付く。考えてみれば当然で、外出を控え、運動量が落ち、感染を心配し、先の見通しが立たず、暗いニュースばかり接しているのが、精神衛生上良いわけがない。コロナ禍は、身体の健康を奪い、経済の健康を奪い、そして心の健康も奪っていく。それでも、生きているだけでありがたいと思わないといけない。

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図書館が休館のため、子どもが本に飢えているようだったので、本屋で適当に5冊ほど買ってくる。ついでに、Amazonでひまつぶしグッズを購入。最近は、「何もすることがない」が口癖になっているので、「家の中でできることリスト」を30以上紙に書いて渡してみた。ちなみに今日選ばれた選択肢は「スタンプラリー」で、家の中に暗号(と、次の暗号の隠し場所のヒント)を書いたメモを隠して、すべての暗号を集めて解いたら「宝物」が見つかるというもの。今回の宝物はうまい棒だったので、「散々苦労して見つけたのがこれかよ!」と言われるかと思ったが、案外喜んでいた。

 

今日の夕飯はステーキ。GWなのにどこにも連れて行けない代わりに、結構お高い肉を買ってみた。味付けはシンプルに塩コショウのみ、鉄フライパンで表面を強めに焼き、後はアルミホイルで包んで8分間寝かせば、良い感じのミディアムレア。さすがに柔らかくてジューシー。モモの部位なので、脂っこくなく、赤身ならではの肉の味わいを感じる。反省点は、塩コショウが弱すぎたこと。もっと暴力的にかければよかったようだ。

*1:何より、この施策が子どもと保護者へ与えたダメージは非常に大きかった。一方でその効果があったのかというと、どうにも疑問だ(立証はできないが、結果的にコロナ拡大防止について全国の休校がどれほどの効果があったのか?)。準備期間を設けず見切り発車だったという点、各地の状況を踏まえていなかったという点、「切り札」を無駄に早く切り過ぎたという点(休校するより再開する判断の方が困難なのだ)、この3点については問題があったと言わざるを得ない。

麒麟がくる 第十四回「聖徳寺の会見」

斎藤道三織田信長の会見を見事に描いた回。会見という名の戦であり、緊張感、駆け引き、攻め合い、そして和睦と、素晴らしい台詞回しで演じきった。道三(本木雅弘)の扇子を持つ手や表情など、一挙手一動作に意味がありありと感じ取られ、見ていてしびれた。加えて、カメラの構図と陰影の使い方も良かった。広々とした空間と二人の距離間、あえて影で信長の表情を消すことによって生まれる凄み(本作品における信長の特徴は、「狂気」である。)、なにもかもが素晴らしかった。道三の「帰って家臣にでも尋ねるがよい(=そなたを殺すことはない)」という台詞を、話す道三の顔を映すのではなく、聞く信長の顔を映すあたり(そしてそれを表情だけで演じる染谷さん)、玄人好みな演出で大変気に入った。

スマホ購入(機種変更)

3年半ぶりにスマートフォンの機種変更。電池の持ちが悪くなり、あらゆる動作が遅くなり、耐えられなくなったので仕方なく購入。まだ操作方法に慣れないが、少しだけ画面が大きくなり、綺麗になり、動作が速くなり、電池持ちがよくなった。3万円近い出費も、必要経費とみるべきか。

麒麟がくる 第十三回「帰蝶のはかりごと」

時折、見るに堪えない演技をする役者さんがいるのが残念だ。尾張はまだ良い。織田信秀高橋克典)がやっと亡くなったので(合戦の場面以外は、なかなかひどかった)、今後は織田信長染谷将太)がドラマを引っ張ってくれることを期待できる。つらいのは美濃だ。圧倒的な存在感を示す斎藤道三本木雅弘)がいなくなった後、このドラマは大丈夫なのだろうか。斎藤義龍伊藤英明)がまた台詞まわしがひどい・・・。