雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

コロナウイルスと週末

金曜日。在宅勤務。正直なところ効率は落ちるが、出勤を避けるためには仕方ない。通勤しなくて良いのはありがたいし、子どもを学校に預けなくて済むので助かっている。子どもは自分なりに時間割を設定し、頑張って勉強したり、テレビを観たり、そしてゲームをしたりしている。夕方になり、小学校から「友達に会いに行かないように。住宅の前で大きな物音を立てないように」というメールがきた。今は戦時中なのだから仕方ない、という理解もしつつ、どうしてもやるせなさが残る。おそらくこのメールには、学校に寄せられた住民からの苦情が背景にあるのだろう・・・。

 

土曜日。子どもと一緒に、学校から出された課題を済ませ、散歩したりキャッチボールをしたりする。その後はAmazonプライムで映画「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を観る。また休校期間の再延長連絡を受け、とうとう我が家でも通信教育を導入することになり、タブレット端末の購入を申し込む。以前、「家事」は、レベルを上げて物理で殴れという記事を見て大変参考になったのだが、今回のコロナ対応でも同様で、Amazon等に「課金」してレベルを上げて物理で殴るのが最善なのだろう。

 

家庭で過ごす人が増えて食料品需要が増えたからか、スーパーはいつでも混雑している(マスクは当然ない)。家庭の方針により、子ども同士の外遊びも当面禁止する親も増えてきた。友達と遊べない子どもが可哀そうだ。学校にも行けず、友達とも遊べず、公園も閉鎖され、どんどん世界が狭まっている(まるで囚人みたいな暮らしだ)。本人は「ストレス」の意味など知らないだろうが、確実にストレスは高まっているはずだ(これは子どもだけの話ではないが)。3月以降、外で遊ぶ子どもに対する不寛容さに関するニュースを見ては、憤りを抑えられない。 

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繰り返し思うのだが、3月の全国一斉休校はやはり失策だった*1と思うし、子どもよりも先に大人を対象とした根本的対策をすべきだった。どうして学校が休みなのに、パチンコ屋と居酒屋とかが今まで普通に営業できるのか、という質問に、親として返す言葉がない。

 

今日の夕飯は、筍ご飯とすき焼きとシュークリーム。妻の実家のおかげで、今夜はごちそうだった。

 

日曜日。天気は良いが、今日もほとんどの時間を家で過ごした。子どもの友達が遊びの誘いに来たが、人数が多かったため私が断ってしまった。外遊びできるチャンスなのに、子どもには悪いことをした。コロナウイルスを恐れるあまり、自分の判断に自信がなくなってきた。早く、外で皆と元気に遊べる日が来てほしい。

 

最近、くよくよしたり、イライラしたりしている自分に気付く。考えてみれば当然で、外出を控え、運動量が落ち、感染を心配し、先の見通しが立たず、暗いニュースばかり接しているのが、精神衛生上良いわけがない。コロナ禍は、身体の健康を奪い、経済の健康を奪い、そして心の健康も奪っていく。それでも、生きているだけでありがたいと思わないといけない。

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図書館が休館のため、子どもが本に飢えているようだったので、本屋で適当に5冊ほど買ってくる。ついでに、Amazonでひまつぶしグッズを購入。最近は、「何もすることがない」が口癖になっているので、「家の中でできることリスト」を30以上紙に書いて渡してみた。ちなみに今日選ばれた選択肢は「スタンプラリー」で、家の中に暗号(と、次の暗号の隠し場所のヒント)を書いたメモを隠して、すべての暗号を集めて解いたら「宝物」が見つかるというもの。今回の宝物はうまい棒だったので、「散々苦労して見つけたのがこれかよ!」と言われるかと思ったが、案外喜んでいた。

 

今日の夕飯はステーキ。GWなのにどこにも連れて行けない代わりに、結構お高い肉を買ってみた。味付けはシンプルに塩コショウのみ、鉄フライパンで表面を強めに焼き、後はアルミホイルで包んで8分間寝かせば、良い感じのミディアムレア。さすがに柔らかくてジューシー。モモの部位なので、脂っこくなく、赤身ならではの肉の味わいを感じる。反省点は、塩コショウが弱すぎたこと。もっと暴力的にかければよかったようだ。

*1:何より、この施策が子どもと保護者へ与えたダメージは非常に大きかった。一方でその効果があったのかというと、どうにも疑問だ(立証はできないが、結果的にコロナ拡大防止について全国の休校がどれほどの効果があったのか?)。準備期間を設けず見切り発車だったという点、各地の状況を踏まえていなかったという点、「切り札」を無駄に早く切り過ぎたという点(休校するより再開する判断の方が困難なのだ)、この3点については問題があったと言わざるを得ない。