雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

ゴッドファーザー

 

 

  

 

ゴッドファーザーシリーズを通して観るという、恐るべき時間の使い方をしてしまった。これまでは、それぞれの作品ごとに良さがあると思っていたが、通して観るとPART1の素晴らしさが際立つ。もちろん理由はマーロン・ブランドの圧倒的存在感。台詞、表情、仕草、そのすべてが作品全てを支配していた。
 
また、PART1は他2作と比べて、若いマイケルがドンに成り上がっていくという成長物語であり、未来を感じさせる物語だったことも良い印象を残した理由かもしれない(PART2、3いずれも悲劇的な筋書きなので)。
 
PART2も、若かりしヴィトー・コルレオーネを演じるロバート・デ・ニーロはさすがに最高の演技だった。アル・パチーノも素晴らしい俳優なのだが、マーロン・ブランドデニーロと比べると、何かが足りないと感じる。PART3は、前2作と比べてみるとはっきりと見劣りする出来で、大仰過ぎる演技に悲劇過ぎる展開と、見ていて少しつらかった。