雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

睡眠環境と夢

 悪夢を見た。起きてみたら汗をびっしょりかいていたのだが、果たしてこの因果関係はどのようになっているのだろう。悪夢を見たから寝汗をかいたのか、それとも寝汗をかくほどに寝苦しい睡眠環境だったから悪夢を見てしまったのか。もしくは両方とも可能性があるのだろうか*1


 類似する例で参考になりそうなのは、下の話で恐縮だが「おねしょ」の話だ。実際におねしょをしてしまったときは、夢の中でもおしっこをしていた(もしくは水に濡れてびしょびしょになっていた)、という経験は誰しも思い当たるのではないだろうか。大人になるとおねしょこそしないものの、「とてもおしっこがしたい」という内容の夢を見ているときは、すぐにトイレに行かなくてはならないほど「危険」な状態で目が覚めることがある。


 この場合、夢が自分の身体に影響を及ぼしているとは考えにくい。ここから類推できることは、(睡眠時の外部環境や自身の状態といった)睡眠環境が夢に影響を与える、ということだ。つまり、寝汗をかくような状況で寝るから悪夢を見る、と。まあ、常識的な話なんだろうけれども。ここで反対側の因果関係を語るには、私の知識が足りないので止しておくが、悪夢を見るから寝汗をかいて不快な睡眠環境になる、という(テレビドラマで見るような)事態が起きるのかどうかは良く分からない。ありそうな気もするのだけれど、それは単に睡眠環境が悪かったから悪夢を見ただけなのかもしれないし。どうなんだろう。ただ少なくとも、睡眠環境を整えると悪夢を見る可能性を減らすことが出来るだろう、ということは言えるはずだ。


 ところがこの睡眠環境というものは色々あって、室温や湿度、騒音や光度、寝具や衣服の快適さ、寝返りがうてる空間の確保、更には自分自身の内面(悩み、ストレス)や身体の状況(病気、痛み)など、実に様々な要素が考えられる。誰だって悪夢は見たくないだろうけれど、自分の内面の状況を完璧にすることは不可能だ。例えば、昔植えつけられたトラウマが蘇って夢に出てくる場合、どう外部環境を整えたところでもうお手上げなわけで。


 うーん、悪夢を見た朝は落ち込むんだよなあ。子供のころのように空を飛ぶ夢とか見てみたいものだ。

*1:あと、今日ふと気付いたのは、悪夢を見ているときは呼吸が非常に浅いということ。だからどうだ、ということも無いのだけれども。