- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04
- メディア: 新書
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金融関係の評論家(?)では、山崎元氏と並び、橘玲氏の文章が好きだ。今回の新書も、抑制の効いた、論理的で分かりやすい、それでいてユーモアのある文章になっている。
- 差異と歪みが利益の源泉である
- 規制による歪みとライブドアの錬金術
- デイトレードにおける一握りの勝者と無数の敗者
- グローバルな市場への分散投資というアセットアロケーション
- 人的資本と株式と債権の確認
など、金融取引初心者(入門者でも中級者でもなく)が読むには最適な本だと思う。特にこの本において最も優れた文はここだ。
最後にお断りしておくと、私自身はここで述べたような「合理的な投資法」を実践しているわけではない。
ひとには、正しくないことをする自由もあるからだ。
うーん、かっこいい。