雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

HUNTER×HUNTER (37)

 

 

生きていれば、良いこともある。約4年振りの新刊だ。こうして第37巻を読める日が来るとは・・・。ハンターハンターの新刊を読むたびにいつも思いだすのが、はてブのこのコメント。

俺らって、漫画ナウシカ最終巻に出てくる、墓所で年に2行だけ開示される古文書の解読に一喜一憂して人生捧げちゃってる土鬼の教団の学者たちみたい

 

ということで第37巻。ものすごい密度の物語展開で、2時間くらいかけてじっくり読んだ。心地よい疲労感。「数字の文節を拾え」の意味が理解できたときにはゾクッとした。今後、王位継承戦と旅団vsヒソカの関係がどうなるのか、続きが楽しみだ。さて、冨樫先生が仕事をするなら、私ももう少し働かなくてはならないだろう。

松任谷由実

 

 

 

 

と、5年毎にベスト盤が発売されているユーミン。ただ、ユーミンのベスト盤といえば、やはりこれだと思う。何度聞いても飽きることのない、荒井由実時代に作られた傑作選。

 

Super Best Of Yumi Arai

Super Best Of Yumi Arai

  • アーティスト:荒井由実
  • ユニバーサル ミュージック (e)
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とはいえ、松任谷由実としての活動も45年か。すごい。その間で作られた曲から好きな10曲を選んでみると、こんな感じかな(順番は曲の作成年順で)。どれも素敵な曲ばかり。

 

人生の短さについて

 

 

セネカ著、中澤務訳。大切な本と出会えた。これからも繰り返し読みたい、と思える本に出会えたこと、そしてそれが2000年前に書かれた本であるということは、私にとって非常に運命的な出来事だ。

 

以前、「すらすら読める徒然草」を読んで感銘を受けたのだが、その著者の中野孝次氏が読者に勧めていたのがセネカだった。なるほど、確かに兼好法師を読んだ時の感動をまた味わうことができた。これが、古典の持つ力なのか。兼好法師セネカ、いずれも中野氏がいなければ私が読むことはなかったかもしれない。是非とも御礼を申し上げたいところだが、残念ながら氏は既に亡くなっている。

 

本書は、セネカが書いた3編の手紙を一冊にまとめたもの。大変読みやすく(これは訳者に負うところが大きい)、また金言ばかりが出てくるので圧倒される。それぞれ、印象に残った内容だけ簡単にメモ。

 

『人生の短さについて』

 人生がいかに短いもので、にもかかわらず、私たちがいかに人生を他人のために費やして(他人に奪われて)いるか。閑暇な生活に入り、自分の人生と向き合い、故人の英知と生き方に学ぶべきである。

 

『母へルヴィアへのなぐさめ』

 どこに暮らすかかは、それほど重要ではない。財産に囲まれて暮らすことが幸福というわけではない。大衆から離れて、自分を頼りにして生きること。

 

『心の安定について』

 自分自身から逃れることはできない。肩書や名誉や財産に背を向け、質素で閑暇な暮らしを求め、自分に率直に生きること。

 

 

 

irota.hatenablog.com

11月

早くも11月か。日の出は遅くなり、朝になってもまわりは暗い(そしてリビングが寒い)。紅葉は進み、秋刀魚は脂がのり、林檎が美味しくなり、ビールが少しだけ遠のいた。仕事は相変わらず忙しく、もうやってられないと毎日思うが、職場も寒いのでネクタイを締めることはそれほど嫌ではない。子どもは相変わらず野球に打ち込み、私はスプラトゥーン3に膨大な時間を溶かしている。きっと、こうしてあっという間に年末を迎えるのだろう。

オリックス優勝

今年のプロ野球日本シリーズは、オリックスが日本一となった。おめでとうございます。近鉄百貨店では優勝記念セールが始まるのだろうか。

 

それぞれセ・パの優勝チームがクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本一をかけてヒリヒリするような熱い戦いが7試合続いた。私は特にどちらのファンでもないのだが、野球の面白さが伝わってきたし、どちらが勝ってもおかしくない、実力伯仲で見応えのあるシリーズだった。

曽爾高原

ススキ野原を歩きたくて、奈良・曽爾高原に行ってきた。一面にススキが広がる素敵な景色で、多くの観光客が来ていた。もう少し到着が遅れていたら駐車場に停められなかっただろう(昼には結構長い渋滞が出来ていた)。以前からいつか秋に行ってみたいと思っていた場所なので妻は喜んでいたが、残念ながら子どもには不評だった。ここでしか見られない景色で、良かったと思うんだけど、まあ楽しくはなかったのかな。

 

昼食は屋台で炊き込みご飯と豚汁(具が無くなり、汁だけだったので50円だった)。寒かったので、温かい汁物が最高に美味しかった。その後、「お亀の湯」で風呂とサウナに入る。今日は風が強くて少し寒かったので、歩いた後ですぐに温泉に入れるのは良かった。泉質はぬるぬるしており(アルカリ性)、露天風呂は広くて、周囲の山の景色に囲まれた開放感があり、素晴らしい浴場だった。

 

10月もまもなく終わる。本格的に寒くなってくると、もう外出する気も起きなくなるのだろうか。

 

曽爾高原