雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

2020年の省察と、2021年の指針

2020年が終わった。・・・そうか、一年が過ぎたのか。去年の今頃に想定していた一年とはあまりにも、あまりにもかけ離れた、重く苦しい一年だった。仕事も、家庭も、日々の生活も、何もかもが変わってしまった気がする。そして残念ながら、このコロナ禍は現在も加速的進行状態にある。むしろ世界中で感染が拡大する中にあって、今、自分も含めて身近な人達が健康を保っていることをありがたく思うべきなのかもしれない。

 

この一年、先が見えない暮らしを送ってきた。毎日、心が削られていくことを認識していながら、有効な対策が打てなかったことを反省している。特に苦しかったのは3月から5月までか。学校が長期休校となった期間であり、家庭内もどこか息苦しく、同時に私自身も仕事で配属転換があり(しかも在宅勤務をしながら新しい仕事を覚えるという無理ゲー)、公私共に非常に厳しい状態だった。しかし、あの配置転換がなければ、おそらく私は仕事と家庭の両立ができずに、仕事を辞めざるを得なかっただろうとも思う。

 

思い返せば、あの頃はただ「これでは子どもがかわいそうだ」の一念で、日々を何とか乗り切っていた。コロナ禍が本格化する前、1月くらいから子どもが学校に行きたがらないことが何度かあって、試行錯誤しながら、誤魔化しごまかしやり過ごしていた。あのときの自分の対応が正解だったのかどうか、今でも正直自信はない。ただ、あのときに彼が見せてくれた、泣きながらも前に進もうとしていた小さな背中を親として忘れないでいたいと、強く思う。

 

旅行にも出かけず、飲み会にも行けず、閉塞感に満ちた環境下で、自省する時間が多かったようにも思う。まあ、もともと交友関係が広くなく、人間関係が希薄になることをそれほど苦としない性格が幸いしたのかもしれないが。それでも改めて実感したのは、人はどのような環境にも慣れるということ。もちろん、その環境に必死に適応しようとして、試行錯誤した長く苦しい過程があるのだが。百点満点ではなかったけれども、今年の春は頑張ったと思う。

 

他はどんな一年だったろうか。まず特記すべきは、スプラトゥーン2だろうか。ゲームにこれほどハマったのは初めてかもしれない。一体何時間費やしたか分からないが、昨年の私の相棒となってくれたし、子どもとも共通の趣味になり、少なからず一日の楽しみを与えてくれた。それと、今年はよくステーキを焼いた気がする。焼き方について、回数を重ねるごとに、少しずつコツが分かってきた(塩コショウも焼き目もしっかりと!)。

 

健康面については、コロナで死ななかっただけで儲けもの、という思いが強い。ただ、やはり腰痛は治らず、むしろ悪化している気がするので、やはりこれは何とかしないところ。歩いたりストレッチしたり、また家族でプールで泳いだりと、それなりに身体は動かしたと思うんだけどな(ちなみに室内卓球は大当たりだった)。また今年はサウナ通いを始めたが、コロナ禍では気楽には行けず、それは心残りだった(まだ「ととのう」という感じがつかめない)。

 

昨年の私の投資行動は最悪で、株を底値でパニック売りというセンスの無さを見せつけた。しかもその後で上昇する謎の方向性が理解できず、「どうせバブルだろ」とイソップ童話に出てくる狐のような台詞を吐いて眺めるだけ。我ながらひどいな。いや、きっとこれはバブルだよ・・・。

 

続いて昨年読んだ本から上位5点。「ワイルド・スワン」、「未来ちゃん」、「この世にたやすい仕事はない」、「滑走路」、「波よ聞いてくれ(7-8)」。次点は、子どもと一緒に読み返したドラゴンボール(全42巻)か。1位のワイルド・スワンについては、国家と個人について考える機会となる得難い読書体験だった。また、去年に続いて、鴻上尚史さんの著作をたくさん読んだ。

 

次に鑑賞した映画(テレビドラマ含む)から上位5点。「半沢直樹(1および2)」、「サ道」、「カメラを止めるな」、「翔んで埼玉」、「ボヘミアン・ラプソディ」。半沢直樹シリーズは、原作は読んでいたが、ドラマ「半沢直樹2」があまりにも面白過ぎたので、DVDをレンタルして「半沢直樹」も観てしまった。また、「サ道」については、このドラマを観たおかげで実際にサウナ通いを始めるきっかけになったし、いつか全国各地にあるサウナ名所に行ってみたいという夢を持つことができた。なお音楽については、断トツで藤井風さんの「HELP EVER HURT NEVER」。今でも繰り返し聞いている。

 

次に今年購入して良かったもの上位3点。「スプラトゥーン2+Nintendo Switch Online」、ボードゲームカルカソンヌ」、「浄水器(ブリタ)」。次点がスマートフォンだが、単なる機種変更なので。

 

さて、今年の目標はなんだろう。もしかしたら、一年後も無事に生きていることが目標となるのかもしれない。最近、生きてるだけで丸儲け、という明石家さんまさんの名言が心に刺さっている。 

 

毎年思っていることだが、まずは家族が皆元気に幸せに暮らせるよう、自身の力を全て注いで支えていきたい。毎日を大切に暮らしていけば、自然と良い一年になるはずであり、「今」に焦点をあてていきたい。そういう意味では、習慣が人生を作っていくことを重く受け止めるべきであり、よい習慣づくり(または悪しき習慣の廃止)を意識していくべきだろう。頭と心と体が、年とともに老いていくこと自体は仕方ないことだ。その事実を受け止めた上で、どう鍛えていくべきか模索したい。あとは何だろう、コロナ禍を生き延びた後は、皆で旅行に出かけたいな。

 

その他、細かい目標としては、腰痛緩和のため日々運動するとか、睡眠負債を貯めないとか、スプラトゥーン2でウデマエAに到達するとか。