雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

つらいこと、苦しいこと、嫌なこと、不安なこと。そうした、出来ることなら避けていきたいことはたくさんあって、もちろん努力や工夫で減らすことは出来るかもしれないけれど、完全に無くなる事はないのだろう。


しかし、つらいことを溜めておく器にも限界はあって(むしろ私の器はとても小さいものだと思う)、全てを投げ捨てて逃げ出したくなるときもある。度々ある。


ストレス発散の方法は様々で、寝たり、旅にでたり、走ってみたり、泣いてみたり笑ったり。でも、いつか対処療法ではなんともならないレベルになるときもある。そんなときはどうすれば良いのだろう。問題を解決してしまおうとするのが良いのかもしれないし、本当に全てを投げ捨ててしまって逃げてしまうこともひとつの策だと思う。もっとも、自分の考え方を変えるだけで問題を消去してしまうことが出来たらそれが一番良いのだろうけれど。


苦しいときを乗り越えるためにも、「私の人生において、私は何を大事にしたいのか」という根本的な問いに対する答を意識化しておくことはとても重要だ。この「答」はきっと人生の各ステージにおいて変化するのが自然だと思うので、大切なのは答の一貫性よりも、問いを反復していくこと自体にある。迷うとき、苦しいとき、そんなつらいときは視野が狭くなっているときが多い。だから、そんな時にこそ「大切なのは何なのか」と自らに問うてみるのだ。そしてこの問いは、同時に「その大切なもののために、私は何を捨てられるのか」という問いも意味している。


何かを選ぶことが他の何かを捨てることを意味するならば、選ぶという行為はとても面倒でストレスのたまることだ。しかし、何も捨てない人は、自分に無限の時間(もしくは能力)があると仮定してしまっているのではないだろうか。私は、「自分にとって大事なこと」を守るためならば、それ以外のことを捨てたり、逃げたりすることに躊躇しない人になりたい。