雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

Here, you are all equally worthless!

 休日出勤で遅くなり、イライラしながら帰る。無能な上司に苛立ちは募る一方だ。長時間仕事をし続けて疲弊すると、なんだか頑張っている自分が偉くなったかのような錯覚に陥るもので。とりあえずお腹も空いていたので、夜遅くまで営業していたラーメン屋にぶらりと寄る。あまり期待しないで食べてみたら、意外にも美味しかった。これは儲けものだと気をよくして店を出る。寒い日のラーメンは良いものだな、などと思って空を見上げたら満点の星空。驚くほどに綺麗で、しばし呆然と見続けていると、不思議な感覚に陥った。今、こうして何光年も離れた星の光を見ることのできること自体の、距離的時間的広がりに圧倒されたのかもしれない。星の輝きが私の目に飛び込んでくるまでには、ものすごい年月がかかっているそうで、そして当然私が居ようが居まいが星は今後も輝き続けていくわけで。私にとっては最重要である私という存在自体が、まるっきり無意味であることを広大な星空は分かり易く教えてくれる。私の存在が無意味なら、私の死など、更にどうでもいいことだろう。何を小さなことに悩んだり腹を立てたりする必要があるのだろう。こうしたことは、現実逃避的な考えなのかもしれないけれど、でもきっと時々は思い浮かべたほうがいいような気もする。とにかく今日はラーメンが美味しくて夜空が綺麗だったのであった。