- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/07/29
- メディア: DVD
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これはまた名作。この映画では寅さんが坊さんになってしまう。撮り方の上手なシーンが多いな。竹下景子の笑顔がとても素敵だ。
冒頭の墓参りの時に寅さんが独り語りをする場面にはしみじみとした切なさがあるし、坊さんとなった寅さんの軽妙なしゃべりは楽しく、全体的にテンポが良い展開となっていて観易い。最後は結局臆病な、根性の無いいつもの寅さんが出てしまって失恋してしまうのだが。軽口で誤魔化して逃げてしまうのには、思いやりも入っているけれど、「どうせ自分じゃ・・・」という自信の無さが根本にあって、観ていて切ない。