雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

旅日記(スイス・ドイツ)1日目

午前5時に目を覚ます。旅の用意はほとんど出来ており、気分はもう旅人。昨日の仕事は結構大変だったのだが、これから始まる旅行のことを考えたらもはやどうでもいいことだ。今回の旅先はスイスとドイツ8泊9日の旅。2年前にテレビ番組「世界遺産」でユングフラウヨッホを観て以来行きたいと思い続けたところにようやく行ける。本当にうれしい。彼女と一緒に行ける、というのもとても感慨深い。


何度も忘れ物のチェックをして、いざ出発。・・・のはずが、関西空港へ行く特急はるかの中で、昨夜コンビニで購入しておいた朝食用のサンドイッチを冷蔵庫に忘れたことに気付く。ひとつミスに気付くと不安になるもので、他にも忘れ物をしてないか鞄のなかを何度も点検する(後日談:帰国後にご対面→即処分)。


KLMオランダ航空でアムステルダムを経由して、チューリッヒへ到着(現地時間17:35)。ヨーロッパまで5時間くらいで行けたらいいのになあ、と何度も思う。飛行機内の移動時間はガイドブックを観るか、寝るか、音楽を聴くかのどれか。食事は控え目に、きちんと水分を取って、座席は窓際にしてこまめにトイレ休憩を入れる・・・などの基本を守っても、やはり疲れる。ストレッチやスクワット等の簡単な運動が出来るスペースがあればいいのだが。


さて、入国審査を済ませた後は換金をする。スイスはまだ独自通貨(スイスフラン)を使用しているから、ユーロは基本的に使えない。逆にスイスフランは他の国では使えない。旅行者にとってはユーロって本当に便利なんだなあ、と改めて実感。もっとも、交通費やホテル代はほとんどクレジットカードで払ってしまうので、現金を多額に持つ必要はないのだけれど。


いざインターラーケンへ向けて出発。スイスの鉄道は全て国鉄の独占経営のためかとても分かりやすいシステムで、時刻表や料金は事前にネットで分かる。購入時も簡単で
To [目的地], Oneway, please.
と行ってクレジットカードを渡すだけ。窓口は、防犯上のためにガラスの仕切りがあって、言葉のやりとりはマイクを通して、モノカネのやりとりは回転式のテーブルケースを通して行う。駅内の掲示や車両も大体どこでも同じなので、非常に分かりやすかった。


半日間の飛行機移動+時差のために相当疲れ果てており、車内でもひたすら寝る。無防備なほどに熟睡。気付いたら3時間ほど経っていてインターラーケン・オスト駅。朦朧とした意識のまま、夜の駅に降りる。めちゃくちゃ寒い。と、向こうから人が近づいてきた。彼女が気付き、彼に駆け寄ってあいさつした。彼女の知人であるこの男性の名前はシューネッガー氏、年のころは70を過ぎた親切そうな方で、インターラーケン在住とのこと。彼女が今日の夜にインターラーケン市内に泊まることを伝えていたら、わざわざ駅まで迎えに来てくれたようだ。偉い人だ。自己紹介をして、車でホテルまで送ってもらう(余談だが、予約していたホテルが何故か別の客を入れてしまっていたため、別のホテルに案内された)。後日晩御飯を一緒に食べる約束をして、別れる。ぐったりして、シャワーだけ済ませてベッドに横になる。あれだけ寝ていたのに、簡単に寝てしまえるところが不思議だ。