雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

映像の世紀バタフライエフェクト(ロシア、イスラエル)

映像の世紀バタフライエフェクト - NHK

 

気骨のある番組を観た。今日はロシア、前回はイスラエル。いずれも紛争中の国家であり、両国とも自身の正義を前面に打ち出して自分より弱い相手を徹底的に叩きのめしている。両国の今の姿を過去の映像を通して説明することで、歴史は繰り返すこと、常に犠牲となるのは多くの市民であること、「殺らなくては殺られる」という発想が永遠の殺戮を生むこと等がしっかり伝わってきた。番組は、戦争より平和を、独裁より民主を、隷属より自由を、というスタンスをしっかり打ち出しており、しかも本日、プーチン大統領の選挙勝利日に放送をぶつけてきたあたり、その気概、覚悟の強さに感服した(映像のリアルさ、人間の持つ底無しの冷酷さと残酷さを考えると、まだ子どもには見せられないかなとは思うが)。