雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

コロナ自宅療養記(9日目)最終

7:00 起床。体調は良好で、薬を止めてから既に72時間以上経過している。やはり10日間の療養期間は長すぎるな。体力が戻ってくると外に出たくなるが、感染防止のためもうしばしの辛抱。

振り返ると、最初の3日間ほどはつらかった。特に頭の痛みと喉の痛み。寝ることしかできなかったのに、痛みのせいで目が覚めるほど。

しかし、その後はたっぷり療養したし、とにかくよく寝たし、たくさん本が読めたのはありがたかった。もっと良い時間の使い方があったのかもしれないが、どんな休みも終わればあっという間だ。寝室から出られないという制約は厳しかったが、一週間ぐらいだったらどうということはない(ただ、体力を始め、全体的に自分が衰えていっていることをリアルに感じた。使わない能力は確実に失われる。なかなかの恐怖体験)。ともかく、世話をしてくれた家族に感謝したい。

久しぶりに読み直した「HUNTER×HUNTER」はやはり傑作で、キメラアント編の最後、王とコムギの場面は漫画史に燦然と輝き続けるだろう。今も冨樫先生が頑張って続きを描いてるらしいので、私ももう少しだけ頑張ってみようかな。

寝室にこもりっきりの生活を過ごす中で思ったことは、黒田官兵衛西郷隆盛。官兵衛は有岡城の地下土牢に1年近く幽閉され、また西郷は沖永良部島に流刑となり、1年6ヵ月あまりを牢生活で過ごした。狭い部屋に閉じ込められ、自由を奪われて過ごす生活が1年も続く中、彼らはどうやって精神を保ったのだろう。たった10日間で値を上げた私からすれば、気が遠くなるほど長い時間だ(しかも、エアコンもなければベッドもない、快適性ゼロの生活だったはずだ)。

明日からは、少しずつ、徐々に日常生活に戻していこうと思う。体力、頭の働き、コミュニケーションと、ちゃんと元に戻るか不安ではあるが(コロナの後遺症で疲れやすいという症状があるらしい)。