リスクの世界的ばら撒きとアメリカの不動産バブルが螺旋状に上り詰めていったのがサブプライムローン問題ということで良いのだろうか*1。
- これは値上がりしますよ。買わなきゃ損ですよ。
- 借金してでも買いましょうよ。担保無し無審査OKですよ。
- そのローンは金融商品に組み込まれて世界中に販売される。
- いつしかバブルははじけて、借金した者は全てを失い、不動産販売者と金融機関は損失を出し、サブプライム商品の入ったファンド等を購入した者がツケを払う。
・・・まあ、勝ち逃げした人たちもたくさんいるのだろうけれども。
で、今はターゲットが原油になっていると。原油価格の向上が単なるバブルなのか*2、新興国の需要激増というファンダメンタルに基づくものなのかは別にして、世界中のマネーに「狙われている」ことは確かだろう。日本の不動産バブル、アジア通貨危機、サブプライムローン、そういった事例の中に中東諸国の原油も組み込まれることになるのだろうか*3。