- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2008/05/23
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三船敏郎は現代劇でも侍だった。そのミフネが涙を流して心情を吐露するという、貴重なシーンがクライマックス。台詞まわしが上手いわけでもないのだが、この独演は泣ける。自身の哲学と肉体的欲望に苦悩する三船の後姿は神々しいまでに美しい。
そいつ(=良心)を跳ね飛ばして、この欲望の中に溺れちゃ何故いけないんだ。その方が人間として正直なんじゃないのか?
・・・こんな痩せ我慢をしている僕は、ただ滑稽なだけだ。