雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

長くなるから新しく

せっかく返事を書いてくれたので。



>自分の業務がまともにこなせなくなる
のが役所のシステムなのか。日記の当該部分を見ている限り、「自分の業務
しかやらない」のが「お役所仕事」であると述べているように思ったが。



1:企業が拠点を選ぶとき、自治体の制度(主に税制)を参考にすることはあるだ
ろうね。しかし、それは今回の話題である「役所の窓口サービス」とは少し異なる
話なのではないかな?こせき君は「役場はもっと企業誘致活動に熱心になるべき
だ」と言いたかった訳ではないでしょう。
 あと、役所のサービスが悪いからといった理由で大学を決める受験生、につい
ては、想像し難いなあ。「今の僕は住所を選べる立場に無い」って、それは大抵
の人に当てはまることではないのかしら。



2:いや、いいたい事は分かるし、間違った視点とは思わない。相対か絶対かは
どちらでも構わないんだ。ただ、人がその住まいを決める際、より重要視するの
は役所のサービスでも制度でもなくて、家とか親戚とか友人とか、仕事や娯楽や
学校とか、風景や歴史などだと思うのですよ。過疎の原因である若者の流出が
何故起きるのかを考えたときに、どうしても役所の力だけでは何ともならないの
ではないか、そう思って島根と東京を例示したのです。東京が栄えたのは東京都
の職員が頑張ったからではないし、過疎の地域が過疎になったのはその役場の
人間が怠慢だったから(だけ)ではないでしょう。先ほども言ったように、こせき君
の視点は間違ってはいないと思うんだけど、それを全面に出してこられても問題
の解決には繋がりにくいんじゃないかな。


 例えば実際に給料を人口に比例させるとしたら、もしかしたら短期的にサービ
スはよくなるかもしれない。けれど、時が経てば結局サービスの向上がどこでも
達成されることになる。すると格差は目立たぬものになっていき、従って国民が
住所を選ぶ際には役所のサービス以外で選ぶことになるでしょう。それでも役場
の人間はサービス向上に努めようとするかのかな、と考えると、正直なところよく
分からないのですわ。