雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

Banana fish(全19巻)

 

Banana fish (1) (別コミフラワーコミックス)

Banana fish (1) (別コミフラワーコミックス)

 

 

吉田 秋生著。昔から、一度読んでみたいと思いつつ、読む機会がなかった本である。先日、地元の図書館に置いてあることに気づき、ドキドキしながら一冊目を借りてみたら、最終巻(19巻)まで止まることなく読み続けてしまった。こんなに「早く続きが読みたい」と焦燥感に駆られた作品は久しぶりだ。

 

強いて言うならば、もっとバナナ・フィッシュによる被害者が出た方が、より壮絶な展開になったと思うが、ともかくも少女漫画という枠に収まらない作品であり、出会えてよかったと図書館に感謝する限り。

 

Oculus Go

 

【正規輸入品】Oculus Go (オキュラスゴー) - 64 GB

【正規輸入品】Oculus Go (オキュラスゴー) - 64 GB

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Oculus
  • 発売日: 2018/12/20
  • メディア: Video Game
 

 

初めてVR体験をしたのは今年の冬。ついに我が家にもVR機器が。もう少しコンテンツが増えると良いのだが。ちなみに長男にはサンタさんが組み立て式ロボット「フォロ」をプレゼントしてくれた(大変喜んで、2日ほどで作り上げてしまった)。

 

 

 

影武者徳川家康(上)(中)(下)

 

影武者徳川家康(上) (新潮文庫)

影武者徳川家康(上) (新潮文庫)

  • 作者:隆 慶一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1993/08/31
  • メディア: 文庫
 

 

隆慶一郎著。関ケ原の戦い徳川家康が殺され、影武者(世良田二郎三郎元信)がその代役を務めたとしたら、という仮定の下に書かれた小説。以前、「スゴ本」の中の人が「徹夜小説」として紹介していたことで本作を知った(感謝)。ちなみに私が隆慶一郎という作家を知ったのは漫画「花の慶次」の原作「一夢庵風流記」なのだが、こちらは未読である。

 

関ケ原の戦いの後、江戸幕府を開き、征夷大将軍を秀忠に継いでから家康が死ぬまでの約15年間については、一般に大御所政治と言われ、大きなドラマはなかったと思っていたのだが、本書では全く視点が異なる。この15年間は、二郎三郎(家康の影武者)と二代将軍秀忠との戦いがずっと続いていたのだ。

 

「やはりどこか設定に無理があるのでは・・・」という思いが捨てきれないまま、上中下の三巻というボリュームを読み通すのは少々つらかったが、それでも最後まで面白く読めたのは、魅力的な登場人物のおかげであり、同時に、抗うことのできない歴史の流れ(宿命)を描いていたからなのだろう。

クローズアップ現代+「なぜ男は冬富士に向かったのか?」

www.nhk.or.jp

今日、NHKで放送されたクローズアップ現代+では、先日富士山で滑落死した男性が取り上げられていた。彼の冬山登山を「無謀」という台詞だけで片付けるのではなく、そこに至るまでの長い過程を丁寧に取材されており、見る価値のあるドキュメント番組だった。

 

番組は、まるで彼を供養するかのように(少なくとも、私はそれを見て「晒し上げ」とは捉えなかった)、取材を通してその人物像を浮かび上がらせていた。一人の人間がその人生を生き、迷い、挑戦し、挫折し、病にかかり、死んでいく様子をまざまざと見せられ、とても切なくなってしまった。

 

当たり前のことだけれども、その人にはその人なりの人生があるわけで、楽しかったり、辛かったりして人生を終える。成功する人もいれば、何をしてもうまくいかない人もいるだろう。

 

もう一点。人間は孤独に耐えられない存在で、どうしても他者を求めてしまう。誰かの役に立ちたい、誰かを笑顔にしたい、自分を見てほしい、認めてほしい。これは、強者か弱者かの話ではなく、良いとか悪いとかの問題でもなく、単にそれが人間だということ。

ウボンゴ

 

Ubongo ウボンゴ スタンダード版

Ubongo ウボンゴ スタンダード版

  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

先日、子どもと遊んでみて面白かったので購入。複数の図形を組み合わせるパズルで、図形センスとひらめきが鍛えられる、いわゆる知育ゲーム。ゲームバランスが良く、それほど時間もかからないので、誰でも楽しく遊べる。個人的には買ってよかったと思うのだが、長男は私に勝てないのでつまらない、と言っている。

宗教国家アメリカのふしぎな論理

 

 

 

森本 あんり著。現代アメリカを記述する新書シリーズ第3弾。

ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く - 雑記帳

アメリカと宗教 - 雑記帳

 

アメリカという風土に定着したキリスト教」をベースとした国家のかたちを分かりやすく示している。「富と成功」の福音と「反知性主義」がアメリカに深く根付いていることが理解の鍵のようだ。また、アメリカ人はこれまでもトランプのような人間を大統領に選んできた、という説明に納得する点は多かった。面白いし参考になったが、ポピュリズムの記述については少し腑に落ちない点もあるかな(ポピュリズムアメリカだけの話ではないので)。

冬の週末の過ごし方

寒い週末。長男と銭湯に出かけ、休憩室でボードゲームに熱中する。「ウボンゴ」を買ってあげる約束をする。翌日は地域清掃に参加したり、卓球をしたり、買い物をしたり。夜はクリスマスツリーを一緒に作る。

 

料理もいつもはしないメニューに挑戦。蓮根饅頭のあんかけや、ステーキ(安い外国産の肉もすりおろした玉ねぎに漬け込んだら柔らかくなる)。ついでに挑戦したカルパッチョはやや失敗(鰤などの青魚は生臭さが残るので鯛やスズキにすべきだった・・・)。