何日か前から右肩に鈍い痛みがあったが、通常の肩こりかと思い放置していたところ、月曜日の夜くらいから痛みが激しくなり、右腕をどの方向に動かそうとしても激痛が走る。一晩寝れば治るかと甘い見込みでいたが、朝になっても状態は変わらない。むしろ肩の痛みがひどくて夜中に目が覚めるほどだった(もちろん、右肩を下に寝ることはできず、寝返りもうてない)。
さて困った。ず、服を脱着するのも一苦労。右腕がまったく使い物にならない。荷物は持てない、文字もかけない、歯磨きもできない、そして一番苦労したのが洋服の脱ぎ着で、とにかく痛くて服が脱げない(着られない)。こんなにも洋服を脱ぐということは複雑で難しい身体の動きを必要とする動作だったのかと驚いた(幼少期の子供が服を脱ぐのに苦労していた気持ちが分かった)。
火曜日の夕方、仕事終わりに整形外科へ向かったところ(車はかろうじて運転できた)、あいにく臨時休診とのことで、しかも翌水曜日は定休日。困ったなと思いながら、とりあえず湿布を貼って寝る。家に余っていた枕を抱えることで(簡易抱き枕)、睡眠中に激痛が走ることは防げた。
水曜日の夕方くらいから、少しずつ痛みが引いてくる。結局これは何だったのかと調べていて、「五十肩」ではないかと気づく。「突然激しい痛みがあらわれる」、「片側の肩のみに症状があらわれます」、「眠れないほどの痛みが生じる」、「急激な痛みは、数日間で治まります」とあるので、きっとそうなのだろう。正式には肩関節周囲炎と呼ぶそうだ(四十肩も五十肩も意味は同じ俗称)。
それにしてもこんなに痛いものとは思っていなかった。なお、今、記事を書いているときは特に痛みを感じなくなっている。また痛みがぶり返したりすることもあるのかもしれないし、動かさないと関節が固まるそうなので、意識的に「ゆっくりと丁寧に」動かしていかなくては。