- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: DVD
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ウェス・アンダーソン監督作品。冒頭、急行に駆け乗る場面で一気に引き込まれた。で、そのまま最後までずっと飲まれっぱなしという驚くべき映画だった。とにかく映像が素晴らしいのだが、その理由は構図のはめ方にある。人やモノの配置と、景色や枠のバランスが最高なのだ。ダージリン急行とのお別れのシーンは何度観ても笑いが止まらない。
私はもともと紀行モノが好きなのだが、この映画の魅力はそれだけにとどまらない。主人公の3兄弟は、まあどうしようもない人達なのだが、観ていてものすごい爽快感があり鑑賞後に元気になれるのは、旅のおかげでもあり、インドの大地のおかげでもある。しかし、この映画で何より大切なキーワードは「解放感」だろう。ほんと、すっごい自由。そして自由な映画は、当然楽しい。エンディングテーマ「オー・シャンゼリゼ」を大きな声で歌いたくなる、そんな感じ。
明日起きたら、この美しい場所で楽しく過ごすこと。
後悔は捨てること。つまらないわ。
将来の計画を立てること。