雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

文化に金をかけるということ

 「文化に金をかけるのは、もう少し豊かな暮らしが出来るようになってから」と考えている人は、その思考の枠組みを外さない限り文化に金をかけることはないだろう。「文化」のところには「芸術」が入っても良いし、「遊び」が入っても同じことだ。これらの問題の根本には、「豊かさ」と「文化」に対する誤った理解がある。


 先進国の日本は経済的に豊かだから充実した文化が花開き国民はそれを享受している、と言えるだろうか。または、有り余る金を武器に億単位の絵画を購入することが「文化に金をかける」ということなのだろうか。