7日間でマスターするレイアウト基礎講座 (DESIGN BEGINNER SERIES)
- 作者: 内田広由紀
- 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文字や写真、イラスト等を用いて何かを伝えたいときに、より効果的に/より分かり易く/より美しく/表現するための基本的な約束事(=レイアウト)についてゼロから説明してくれる入門書。分かり易く、楽しく学べ、しかも今後も繰り返し参考にし続けるであろうという意味で、良いテキストである。
会話によるコミュニケーションでは、伝える内容以外にも、声色・表情・姿勢・言葉遣い・間など様々なことに気を遣うが、それは文字によるコミュニケーションでも同じなのだろう。伝えたい内容を上手に伝えるには、ふさわしい様式があるようだ。なるほど、プロは例えば文字や写真のジャンプ率に気を配ることで、望ましい雰囲気やバランスを出そうと苦労していたのだな、なんてことは、これまで考えたことも無かったのだけれど。私は雑誌が好きなので、これからはそうしたところも注意してみよう。
学んだ知識を生かすには、まずは基礎的なルールを守ることから始めるのが大切だろう。
- 主役を明示する(適切なジャンプ率を探る)。
- 視覚度を高くして親しみ易くする(写真やイラストを用いる)。
- 版面率を高くして、見やすくかつ上品に(余白をとる)。
- グリッドを守り、安定した構成にする(角版が基本)。
- 文字は頭ぞろえを守り、すっきりした構成に。
・・・と書くと、保守的なレイアウトになるのだろうが。