・記事:本当に睡眠時間を短くする方法
なるほど、耳栓とアイマスクか。今度実験してみようかな。それはさておき、少しだけツッコミをしてみる。
どういう理屈かをきちんと説明すると長くなるので、モノスゲー短く説明すると、音や光の環境を太古の状態に近付けるっていう感じです。
「太古の状態」は確かに睡眠にとって望ましい環境なのかもしれない。しかし、どれだけ環境を整えたからといって、
睡眠をすごく大雑把に説明すると、身体と脳を休めるための行動です。つまりそれに適した状態にすれば、自然に睡眠時間も短かくなるわけです。
というのは・・・?せっかく手短に説明してくれたのに揚げ足をとるようだが、「太古の人間」は暗くなったら寝る生活だったろうし、従って睡眠時間は今よりも遥かに長かったのではないか。現代人より遥かに多い運動量をこなしていたから、ということもあるだろうが、「夜は寝る」という日常観で生活していれば、静かで暗い環境の中、10時間以上は寝ていたと考えられる。
思うに、睡眠はその人の体質によって変わるものであり、「短時間睡眠は身体に無理を強いるもの」ということを前提にした上で「こうした手法もあるんだ」というくらいの理解をしておいた方が良いのではないだろうか。まあ、元記事でも
こういう方法もあるのだと覚えておくのは悪いことではないと思います。
というスタンスで書かれているのだが。確かに色々と忙しいときなど、「ドーピング睡眠」が必要になることもあるだろうし。
「睡眠は量より質が大切」ということは、私にも理解できる。ちなみに私の理想は、「至福の7時間半睡眠&快適な目覚め」かな。
- 暗く静かで涼しく適度な湿度を保った環境を作る。
- 一定の生活リズムを守り、睡眠時間はレム睡眠とノンレム睡眠の周期に合わせて設定する。
- 就寝前の飲食および様々な刺激(光、メール、ストレスフルな悩み等)を控える。
- 日中は適度に運動し、よく笑い、夜は風呂に入る。
といったことに配慮したならば、あとは楽しい夢が見られるように祈るのみ、というくらいが睡眠に対する基本的姿勢なのではないか*1。睡眠欲は本能の中でも特に強烈なものなので*2、なるべく無理をせず、自分の身体にあった睡眠習慣を手に入れることにこそ努力すべきだと思うのだ。