雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

スーツと物欲、消費行動

 裾・袖の直しを終えたスーツを受け取る。ちゃんと体型に合った服を着るのがこんなにも快適だとは思わなかった*1。服のためにも体型維持に努めなければ。スーツの形状から考えれば、三角筋、大胸筋、広背筋をもう少しつけたいところ。

 
 洋服に限らないことだが、一度その質を上げるとそれ以下の水準のものでは満足できなくなってしまう。例えば、新品のスーツを着てみると、これまで日常的に着ていたスーツに不満を感じるようになり、次にシャツやネクタイや靴がみすぼらしく見えてくる、という次第だ。物欲が螺旋状に上がり続けていくのはなかなか怖いことだが、実際に自分の感覚で商品の良質さを理解していっているのであれば、それもひとつの成長と呼べるのかもしれない。もちろん、こうした「質が良いから価格が高くても購入する」という消費行動が「質は良く分からないが、価格が高いから購入する」に変化することは避けたいところだ。もっとも、自分の収入に見合った消費をするというルールさえ守れば、そもそもそんな高級ブランド品には手が出せないのだが。

*1:もちろん、服の品質自体が良いということもあるのだろうけれど。正直、服のことはさっぱりなので、店員さんに薦められたものをホイホイと買っただけなのだが。ちなみに生地は「CARLO BARBERA &C」というところの製品で、後で調べてみたらイタリアの有名な生地メーカーのものだそうだ。こちらのブログに詳しい記述があります。→http://blog.so-net.ne.jp/abito-tessuto/2005-06-22