- アーティスト: サントラ,ナレオ,ジェニファー・ペリ,照屋実穂
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2006/08/23
- メディア: CD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
久々に映画館で鑑賞。号泣。しかし単なるお涙頂戴映画では無い。ダンスを見るだけでも楽しめるし、役者陣の演技が本当に素晴らしい。そしてこの映画には、良い「絵」がたくさんあるのだ。台詞で感動させるのではなく、カメラを通した「絵」で魅せる。特に気に入ったのは次の3シーン。
- 紀美子が母にダンスを見せるシーン
- まどか先生が男風呂に殴りこみにいくシーン
- 紀美子と早苗の別れのシーン
まあ、しかしこの映画の最高のシーンは、紀美子の母がストーブを借りに回るときか。「仕事っていうのは、真っ暗闇の中で歯ぁ食いしばってやるもんかと思っていたが、笑顔で踊って人様を喜ばせる仕事があってもええんじゃないだろうか」。思い返すだけで胸が一杯になる。
あと思ったのは、岸部一徳はやはり日本最高の脇役だな、ということ*1。台詞まわしが本当に上手い。彼がまどか先生に言う「先生、良い女になったな」という一言が深く印象に残っている。
もちろん、この映画の主役は蒼井優であって*2、彼女抜きではこの映画は成立しない。踊って良し、笑って良し、泣いて良し。とにかく素晴らしい。映画の最後にアップに出る彼女の表情を見たら、きっと誰もが「観てよかったな」と思うだろう。
(追記:一部批評で、「プリティリーグ」に酷似したシーンがいくつかある、という指摘を発見。もしパクリだとしたら勿体無いなあ。そんなことしなくても十分素晴らしい作品なのに。例えば、映画冒頭で監督が酔って吐く場面などは、不要じゃないかと思うわけで。もっとも、仮に指摘が事実であったとしても、この映画に対する私の評価はほとんど変わらない。評価が下がっても1%くらいのもの。それくらいに、この映画は素晴らしいのだ)