雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

「常識を疑うこと」が常識になったのであれば、次の段階に進む必要があるのだ。それは、「前提」を疑うこと。他人や社会の常識を疑うのは簡単ですよ、そもそも自分と考え方が違うのですから。それよりも重要でかつ難しいのは自らの前提を疑うこと、壊すこと。「前提が間違っているのではないか」をスタートとして、新たな仮説を打ち立てていくこと。もっとも、その仮説は次の瞬間には新たな前提となるのだけれど、それはそれで構わない。

『私は○○だから』という前提は、本当に変えられないものだろうか。いや、そもそもその前提は本当に正しいのだろうか。もしも、『××しない』ことの正当性を裏付けるために『私は○○だから』という前提を用いているのだとしたら、それは勿体無いことだ。人生にとって必要なのは、確実な結論を導く前提ではなく、試行錯誤をする時間とエネルギーと根性だ。