西成活裕著。おおむね同じようなことを書いていながら、「「渋滞」の先頭は何をしているのか? 」の方が断然面白かった。渋滞は、ほんの少しの上り坂でスピードが落ちることから生じる。それを避けるには車間をあけること。早く前に行こうと焦る気持ちがかえって混雑を呼ぶ、という話。
難をひとつあげるとすれば、「江戸しぐさ」を肯定的に書いてしまっているところ。ジョークで取り上げている可能性もゼロではないが、仮にも渋滞「学」を謳う西成氏が、こんなトンデモ説を載せてはいけないと思う。
西成活裕著。おおむね同じようなことを書いていながら、「「渋滞」の先頭は何をしているのか? 」の方が断然面白かった。渋滞は、ほんの少しの上り坂でスピードが落ちることから生じる。それを避けるには車間をあけること。早く前に行こうと焦る気持ちがかえって混雑を呼ぶ、という話。
難をひとつあげるとすれば、「江戸しぐさ」を肯定的に書いてしまっているところ。ジョークで取り上げている可能性もゼロではないが、仮にも渋滞「学」を謳う西成氏が、こんなトンデモ説を載せてはいけないと思う。
竹本昇監督。今年最強の寒波とやらで、雪は舞うし外は寒いしで、さすがに外遊びは無理となり、映画館に行ってみようかと誘ったところ、長男は俄然乗り気。それもそのはずで、生まれて初めての映画館だし、観に行くのは大好きなニンニンジャーとジュウオウジャーの映画とあれば、興奮いないはずがない。妻はモール内で買い物をするということで、父子ふたりで鑑賞。子供向けの映画だからか、それとも時間が約60分という短さからか、料金は大人1,200円とのこと。子供とあわせて2,000円なら案外安い。
大きな画面に室内に響き渡る音声、最近のテレビは(私の子供のころと比べて)画面が大きくなったものの、やはり映画館は非日常。次第に暗くなっていく照明も含め、長男はどうも落ち着かない雰囲気。とはいえ、作品が始まったらいつもどおり画面にくぎづけ、内容的にも大いに楽しめたようで何より。テレビと映画とDVDの違い、少しは理解できたのかな。
なお、本作品は2月から始まる新番組「宇宙戦隊キュウレンジャー」の番宣も兼ねているようで、ひとつの作品に3つの戦隊ものが登場するという詰め込みぶり。あっという間の60分だった。長男は映画鑑賞後も興奮冷めやらず、細部にわたって物語を反芻し、帰宅後も「戦いごっこ」を延々と続けるのであった。
なお、翌日は大雪。朝から雪だるまを作り、近所の子と雪合戦をし、大はしゃぎだった。一方の大人は寒さにやられ、体力を奪われ、翌日以降の出勤風景を想像してげんなりしていたのだが。
アービンジャー インスティチュート著。再読だが、改めて気付きを与えてくれる本だと思ったし、今後も折に触れて読みたいと思った。それほどに、人は簡単に、そして無意識に「箱」に入る、ということなのだろう。
自分の良心や心の奥底にある感情を裏切ったとき(=自己欺瞞)、人は「箱」に入る。箱に入った人は、自己正当化する必要性から、相手を必要以上に見下し、欠点を探し、憎悪する。その箱は相手にも同様の態度をさせる効果があり、相互に箱を強化する。
「箱」から出るためには、自分が箱に入っているかもしれないと意識すること、自分は間違っているかもしれないと疑問を抱くこと、箱に入る必要のない人とのつながりを得ること、などが有効。
また、この本では、何を言うべきか、とか、どんな態度で伝えるべきか、という方法論の以前の問題として、「人をモノとしてではなく人として相対すること」の大切さが繰り返し説かれている。なぜなら人は、相手が自分をどう思っているかを感ずることができるから。 テクニックで本心を隠し続けることはできない。
- 完璧であろうと思うな。よりよくなろうと思え。
- 他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。
Illuminate ~the very best songs~
久々にしびれた曲。かっこいい。声もいい。Suchmos。
周波数を合わせて調子はどうだい?
兄弟、徘徊しないかい?
錆びた弦で良い
破けたジーンズで良い
孤独な夜があっていい
Suchmos "MINT" (Official Music Video)
もう一年が終わったのか。健康面では、大病はなかったものの運動不足は解消できず、徐々に太り気味だし腰痛は相変わらず。仕事に追われてばかりで、自分からはもう何も追いかけなくなってしまったのが寂しい。
今年は家族で旅行にも出かけたし、夫婦だけで食事に出かけることも少々。長男の成長に伴って活動の幅が増えてきた。長男とはプールに行ったり、色々な公園に出かけて様々な遊具で楽しんだ。戦いごっこが好きなのは良いが、力が強くなってきてこちらも結構痛い。まあ、元気で何より。
続いて昨年読んだ本から上位5点。「半沢直樹シリーズ(オレたちバブル入行組、オレたち花のバブル組、ロスジェネの逆襲、銀翼のイカロス)」、「旅のラゴス」、「国盗り物語」、「遠い太鼓」、「ビジョナリー・ピープル」。
映画は上位3点。「ハングオーバー!」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「コードネームU.N.C.L.E.」。次点は「グランド・イリュージョン」。また、映画ではないけれど、NHK大河ドラマ「真田丸」は大変面白く、妻と一緒に毎週放送を楽しみにしていた。
昨年買ってよかったものは、スマートフォン。
毎年、年末になると「一年は早い」と身に染みて思う。中島敦は「山月記」で『人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。』と書いたが、本当にそう思う。私には、人生の残り時間がもう短い。何をして、何をしないのか、ということを意識し、日々の計画を立てて、それを着実に達成する毎日を歩んでいきたい。
家族と過ごすことで得られる幸せに感謝し、それに報いること。一年を健康で過ごせるよう体力をつけ、飲食は節制し、睡眠時間を確保すること。あわせて読書時間を確保すること。新しい何かに手を出すこと。
ビリー・ワイルダー監督。ジャック・レモン、マリリン・モンロー主演。面白かった。「完璧な人間などいない。」という名台詞で爆笑の内に幕を閉じる。