雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

師走

 師走だから忙しいのも仕方がない。クリスマスが終わるともう年末年始。1年なんてあっという間だ。

 

  • 仕事の関係で、久々に(10年ぶりくらい?)学生時代の友人に再会。お互い変わりなく、それぞれ年を取り、自らの環境において今を生きていた。仕事上の情報交換をしつつも、ただ話していて懐かしかった。
  • 寒い冬は家に引き籠るからね、と長男には説明していたのだが、なんだかんだと外出することが多い。美術館に出かけたり、機関車に乗ったり、パワーショベルを操作したり、ピアノやプールの体験教室に行ってみたり。そろそろ習い事を始める年ごろなのだろうか。
  • UAさんのミニライブを聞きにいってきた。学生時代から好きで、ずっと聞き続けていた人が目の前で歌っている、という経験は大変に素晴らしいもので、出不精な私にしてはよく頑張って外出したと誉めてあげたい。
  • サンタさんに「DSが欲しい」「ドローンのラジコンが欲しい」「ウルトラマンの武器が欲しい」と高価なものばかりをねだっていた長男だが、残念ながら(?)プレゼント袋の中にはすごろくセットとラキューの設計図と野球用のバット。それでも喜んでくれたので、とりあえずは良かった。もしかしたら心の奥ではがっかりしていたのかもしれないけれど。

 

橋ものがたり

 

橋ものがたり (新潮文庫)

橋ものがたり (新潮文庫)

 

  藤沢 周平著。江戸時代人情もの短編集。英雄の物語ではなく、市井の、普通の人々が描かれる。人間は、男と女はいつの時代でもそうは変わらない。また時折、読み返したい。

 

シゴトの渋滞学: ラクに効率を上げる時間術

 

シゴトの渋滞学: ラクに効率を上げる時間術 (新潮文庫)

シゴトの渋滞学: ラクに効率を上げる時間術 (新潮文庫)

 

 

 西成 活裕著。「シゴトの渋滞、解消します!」の改題。渋滞学を提唱した著者によるビジネス書ということで、読んでみたら面白かった。そもそも渋滞学自体が、日常生活を数学的に分析するという視点で興味深く、また著者の研究者としての自伝がまた面白く、さらにそれを仕事に適用できるとしたらという提言も示唆に富んでいる。

 

  • 個人の効率化は必ずしも組織全体にとっての効率化をもたらさない。
  • 全力で仕事をするのではなく、7割程度で行う(道路で車間距離をとることが渋滞を防ぐのと同じように、個人の余力が突発的な事態への対応を可能にする。)

 

 渋滞学については、著者の別の本も読んでみようと思う。

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

 

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す 「仕組み」仕事術

 

 

  泉 正人著。マニュアル化せよ、チェックリストとTODOLISTを活用せよという、単純なことしか書かれていないので、本書を買ってまで読む必要があるとは思わないが、著者の主張自体は間違ってはいない。リスト化して実行する、それを淡々と繰り返していくことは、重要でありながら案外に難しいことだから。

 

 

ルーチン力

 

ルーチン力

ルーチン力

 

  佐々木 正悟著。業務効率化を図るためのキーワードとして「ルーチン化」を掲げ、いかにスケジュールを組むかという一点に特化した本である。薄い本ですぐに読み終わるが、いくつか参考になる点もあった。

 

  • To Do Listのようなオープンリスト(いつ追加されるかわからないし、いくらでも膨らむ可能性がある)だけでは計画的進行に役立たない。1日単位または週単位内における、優先順位をつけたクローズドリスト(一度作成したら、原則として追加も変更もされない)を作成し、「この日はこれをやったらおしまい!」と感じられる計画を立てること(〆切効果も得られる)。
  • 業務を何時から何時までするか決めるよりも、どれくらいの時間がかかるかを正確に見積もることの方が重要(それぞれの業務の順番は、自由に変更できるはずだから)。
  • 業務の塊は、出来るだけ細分化したうえで、スケジューリングの際はあまり固めずに配置する。人間の集中力はそれほど続かない。休憩やご褒美タイムをあらかじめ設定すること。
  • 午前中に集中力や気力を要する仕事を配置する。メールチェックは夕方に。メールは読んだり、電話を受けても、すぐに反応せずに、できれば明日に送ること(クローズドリストを守る)。
  • やりたいことを積極的にスケジューリングしないと、やらなければならないことに押し出されてしまう。
  • 複数の作業や業務がまとめられると、より効率化ができる。

コードネームU.N.C.L.E.

 

 

 ガイ・リッチー監督、ヘンリー・カヴィルおよびアーミー・ハマー主演。「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」、「スナッチ」に続き*1ガイ・リッチーらしい映画である。設定も、登場人物も、アクションも、音楽も、衣装も、カメラ割りも、全てがかっこいい。

 

 アクションだけでなく、展開も楽しめるのはスパイ映画ならでは。後半にヒュー・グラントが美味しい役柄で登場するが、・・・年取ったなあ。

 

*1:この間の作品は観ていないし、おそらく今後も観ないだろう。

ウルトラマン

 最近の長男は何故かウルトラマンにはまっており、DVDを観ては戦いを仕掛けてくる。スペシウム光線やストリウム光線を繰り出す姿は、自分の幼いころの姿にそっくりだ。今放映されているのはウルトラマンオーブだが、長男が観ているのは過去の作品で、ウルトラマンメビウスウルトラマンエックス、更に昔のウルトラマンタロウウルトラセブンを手当たり次第に観ている。

 

 あまりテレビ画面ばかり眺めているのもよくないと思い、ウルトラマン図鑑を見せたり、文字の学習や鉛筆を使う練習にと知育ドリルを買ってみたりしているうちに、もう長男は一日中ウルトラマンの世界にいるようで、語彙が狭いことこの上ない。ウルトラマンの必殺技や怪獣の名前はいくらでも出てくるのだが、あとはドカーンとかボカーンとかばかり叫んで闘い続ける毎日である。果たして大丈夫なのだろうか。

 

 まあしかし、好きな世界にどっぷり浸かれるのは幸せなことだし、いずれは飽きる(と思う)ので、妻の呆れ顔を横目にこちらも全力で怪獣役を演じている。

 

 

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