雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

情婦

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 ビリー・ワイルダー監督、アガサ・クリスティ原作(原題は検察側の証人)。素晴らしい。衝撃の展開は流石で、とても面白い作品だった。観ていて時折抱いていた違和感が、最後になって「そうだったのか」と理解できる。


 クリスティーネ役のマレーネ・ディートリッヒという女優がこの映画を支えているのは間違いないが、主人公である弁護士ロバーツ(チャールズ・ロートン)が口は悪いけれども熱い正義感を持つ、なんとも憎めない役柄で、すっかり気に入ってしまった。