雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

東京に行ってきた。1年振りだろうか。


懐かしい友人達と会って色々話をしてきたのだが、大抵皆こうなりたい、こうありたいという目標/課題を設定して、その実現に向けてストイックに生きているように感じ、いい刺激を受けた。何をもってストイックと言うのか、それは自らの価値観における優先順位の低いものを捨てているという点だ。ある者は贅沢な生活を捨て、ある者は休日を捨て、ある者は行動範囲を狭めて、またある者は所属する会社を離れる計画を語った。皆、持とうとすればもてるけれども手放すのだ。可能なものを全て拾うには人生は短すぎる、ということか。



心に残ったことば
「寒いときは服を着込む」
「物干し竿は木刀で代用している」
「休日は2週間に1日」





ちなみに、東京での仕事はあっけないものだった。・・・まあ、名刺なんて無くても何とかなるもんだと。んで、仕事が終わって、帰りの新幹線まで少し時間があったので東京駅周辺をぶらぶら。初オアゾ、初丸ビル。



関西の田舎者が思ったことを少し。改めて言うまでも無く、東京は人口が多い。東京らしさとはこの一点に尽きると思う。過剰な人口は膨大な消費者でもあり、従って多種多様な商売が成立し、また次々と新しいビジネスも生まれ、情報も膨大なものとなる。日々更新される東京で暮らす人は、あるときはその流れに乗って刺激的な(覚醒状態の)生活を送り、あるときはその流れから一歩引いて(何かを捨てて)自らの生活を淡々と送るのだろう。片田舎で暮らす私に比べ、東京できちんと生活している人は重厚な人格を得ているのではないか、という感がある。あの「街全体が(消費行動を)煽る」環境の中でストイックに生きる友人に私は敬意を払う。