雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

幸せへのキセキ

 

 

 キャメロン・クロウ監督、マット・デイモン主演。家族の再生をテーマに、廃れた動物園の再生も並行して描かれる、ヒューマンドラマ。動物園付きの家を買う、という設定も面白かったけれど、マット・デイモンってこんなに演技が上手かったんだ、と素直に感心した。娘役も大変上手。

 

 特典映像で、主人公ベンジャミン・ミーへのインタビュー映像が見られ、本物の動物園や家族が紹介される。30分程度のドキュメンタリーだが、これがなかなか見ごたえがあり、こんな特徴的な動物園なら、映画でももっと前面に打ち出してもよかったのに、と思えるほど*1

*1:特にマット・デイモンスカーレット・ヨハンソンとの恋愛展開は、はっきり言って不要だ。エンディングで語られる妻への純粋な思いが台無しになってしまっている。

中間管理職トネガワ

 

中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

中間管理録トネガワ(2) (ヤンマガKCスペシャル)

中間管理録トネガワ(2) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

中間管理録トネガワ(3) (ヤンマガKCスペシャル)

中間管理録トネガワ(3) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

 

 ククク・・・、悪魔的発想・・・!「北斗の拳イチゴ味」といい、この本といい、著者公認のスピンオフ企画はなかなか面白い。本編を知らない人にとっては、何一つ読む価値がないとは思うが。やはり、焼き土下座のくだりが最高か・・・。

 

 

秋の祭りとお出かけメモ

 秋は、外出に良い季節だ。暑すぎず、寒すぎず、様々な場所でイベントが企画されるし、冬になると引き籠るのが目に見えているので、長男を連れて色々と行ってきた。総じての感想としては、イベントは早めに出かけて、昼過ぎには帰り支度をするのが一番良いということ。

 

  • 近所の公園の秋祭り:屋台が出たり、フリマがあったり、動物と触れ合うコーナーがあったり、子どものダンス大会が開催されていたりと、意外にも充実した内容。長男は、初めて食べた綿菓子(しかも自分で作る)に感動していた。
  • 隣の市の秋祭り:屋台が出たり、山車を見たりするのが楽しいかと思ったが、全く興味を示さない長男。彼にとっては、電車に乗ってお出かけすること自体の方が楽しかったようだ。
  • JR鉄道展示@吹田駅:無計画に、気軽な気持ちで行ってみたら散々な目にあったイベント。とにかく敷地が広くて、そして人が多い。何に参加するにも大行列を覚悟しなくてはいけないし、広大な敷地を歩き回るのは子連れにはつらかった。ただ、内容は面白そうだったので、また機会があればリベンジしたい。
  • 建設車両展示イベント:気合を入れて開場前から並んだ甲斐があり、様々な特殊車両に乗れて大満足の長男。ステージショーには目もくれず、クレーン車やパワーショベルに目をキラキラさせていた。また来年も連れて行ってあげよう。
  • バーベキュー:近所の友達と一緒に企画。バーベキューに限らず、ご飯は、みんなで食べるほうが楽しいし、おいしい。今回出かけた場所は、ちょっとした遊び場が併設されているので、調理の準備をしている間も助かった(本来なら、一緒に調理の手伝いをするのがバーベキューの趣旨なのだろうが・・・)。秋が深まると昼でも寒くなってくるし、風が強くなるので、10月までが限界か。
  • 芋掘り:保育園でも企画してくれるのだが、どうせやるなら本物を、ということで、農業を営む親戚の畑で収穫祭。まあ、長男はすぐに飽きてしまい、あまり戦力にならなかったけれど。
  • 牧場:乳しぼりをしたり、ポニーに乗ったり、子豚に触ったり、筏に乗ったり。恐る恐る触ったり、餌をあげたり、いろいろ挑戦するのはよいことだ。
  • 公園巡り:いつも行く公園ばかりでは親も飽きるので、未知の遊具を求めて様々な公園をまわってみた。新旧大小、それぞれに特徴があって、なかなか面白かった。

なんちゃって家族

 

 

 ローソン・マーシャル・サーバー監督、ジェイソン・サダイキス主演。基本的に人が好い登場人物ばかりだし、家族(ではないけれど)の絆を中心に据えたロードムービーなので、大変に面白い。ただし下ネタ満載なので、それを受け入れられるかどうかは見る人次第。

 

 特典映像のNGシーンを観て分かったのだが、この映画、相当の場面がアドリブで作られている。それでこれだけ面白いのだから、映画の設定も素晴らしいが上手なキャスティングも功を奏したのだろう。

砂の器

 

<あの頃映画> 砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

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 松本清張原作、野村芳太郎監督、丹波哲郎主演。ほとんど何も手掛かりのない状態から、物語が進むにつれて全貌が明らかになる、王道刑事モノ。どうして和賀英良(加藤剛)が 三木謙一(緒形拳)を殺さなくてはならなかったのか、そこがどうにも理解しかねるような気もするが、そこは、ハンセン氏病にまつわる当時の一般的な感情を共有しないとわからないことなのかもしれない。

 

 本作のクライマックスは、幼少の和賀英良が病気の父と諸国を放浪する回想シーン。ひもじく、みじめで、頼りなく、それでも父親と一緒に支えあって懸命に生きる子供の姿を観ていると、実際に子を持つ身としてはつらかった。今も思い返すだけで泣けてくる。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

 

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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

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  ヴィム・ヴェンダース監督。妻に見せたくて二度目の鑑賞、おそらく初見は学生時代か?淡々と描かれるキューバの街並みと人の暮らし、そして軽やかで心に染み入る音楽。最後にカーネギー・ホールで演奏するシーンと、夜のニューヨークの街並みが素晴らしい。美しい映画だ。思わずCDを購入してしまった。