雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

内省によって自分の欠点に気付くことは相当難しい。それには、よりよく生きようとする人生に対しての誠実さと同時に、一時的とはいえ自己を否定する冷めた心が必要だから。内省なんて、時間もかかるし、しんどいし、非効率だと思う。
それに比べると、他者からの批判や指摘はありがたいものだ。自身ではなかなか気付かないところを教えてくれるし、速度の観点からみても効率的だ。ただ、私にも自負心はあるもので、他者からの指摘が直接的であればあるほどそれは受け入れがたいものになる。
視点を変えて考えてみると、小説を読むことによって私は著者から間接的に批判を受けている。いや、私が勝手に自己に対しての批判という風に解釈してしまうだけなのだが、その「気付き」は他者(著者)からの批判でありながらとても受け入れやすいものなのだ。
もっとも、内省による気付きも他者からの直接的・間接的批判も、それぞれ独立したものではなくて、むしろ融合してその本領を発揮するものなのだろう。内省を行わないものは他者からの批判を受け入れず、読書しても何も気付かないのかもしれない。


うーん、まとまらない文になってしまったが、とりあえず更新してしまおう。