雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

ロベール・ドアノー写真展 〜パリ・ドアノー〜

 伊勢丹京都10階特設展示場で異様な熱気を放っていたサロン・ド・ショコラへ行った後、美術館「えき」KYOTOにてロベール・ドアノーの写真展を鑑賞。モノクロ写真には創造力を刺激する特性があるのか、並べられた写真を観ていると、つい適当に物語を創ってしまう。パリの街並みは素晴らしいし、街の人々は皆堂々としているし、どれも映画のワンシーンのようだった。「パリ市庁舎前のキス(1950年)」は素敵だし、「リヴォリ通りのスモック姿の子供たち(1978年)」も可愛らしくて好きなのだが、それよりもドアノー氏の悪戯心ある、下品なユーモア満載の写真の方が好みではある。裸婦絵を観る人々の顔シリーズなど最高ではなかろうか。休日だったが、夕方という時間帯のせいか場内はそれほど混雑していなかったことが幸いであった。


 満喫した後は、食事に出かける。久しぶりにステーキなどを食してみたり。でもワインは白。銘柄は覚えていないがブルゴーニュ産で、その芳醇な香りとすっきりとした味わいに満足する。今日は良く食べ、良く飲み、良く話し、良く笑った、良い一日だった。