雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

幽霊たち

幽霊たち (新潮文庫)

幽霊たち (新潮文庫)

 初のポール・オースター作品*1。訳が素晴らしいためでもあるのだろう、とても印象深いことばが散りばめられていて、それでいて読んでいてわけが分からなくなるような感覚に陥ってしまう、不思議に気持ち良い作品だった。原作を読むと、また違った魅力に気付くのかもしれない。

*1:脚本を手がけた映画「スモーク」は観た事があるけれど。http://d.hatena.ne.jp/irota/20080313#p2