雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

セッション

 

 

 

デイミアン・チャゼル監督、マイルズ・テラーおよびJ・K・シモンズ主演。すごく緊張感を強いる映画であり、主演いずれもがくそったれな人物であり、胸糞悪い展開が続き、苦痛な作品であることは間違いないのだが、それでもクライマックスの最後10分間に言葉にならない感動を覚えたことは事実であり、結果として本作はものすごい映画と言わざるを得ない。物語のすべては、最後の10分間で回収され、昇華されてしまう。

 

正直なところこんな人間は近くに居てほしくないと思うが、一方で、ものすごいアーティスト(または作品)はこんな環境から生まれるのかもしれない。