雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

尼崎ストロベリー

関東に住む友人がこちらに来るということで、阪神尼崎駅で待ち合わせ。久々とはいえ、30年も友達をしていると再開に大げさな挨拶は不要で、「よお」「おう」という程度。周辺をぶらぶら歩きながら、近況報告。尼崎城って5年前に再建されたのか・・・(ピカピカの新しい城って不思議な感じ)。しかし今日は寒い。チェーン店ではなくご当地ものが食べたいとのことなので、中華料理「淡海」で尼崎あんかけチャンポンを注文。美味い。温かいスープが身に染みる。

尼崎城外観

尼崎あんかけちゃんぽん

 

ところで友人はちゃんぽんを食べに尼崎まで来たわけではなく、芝居を観るためわざわざ新幹線に乗ってきた。それが「尼崎ストロベリー」。原作は成海隼人氏の小説で、それを昨年度に舞台化、今回はその再演とのこと。友人は昨年度鑑賞して、もう一度観たいと思って今回を迎えたそうだ。私の方は舞台演劇を鑑賞するなんておそらく20年振りくらいか?公式サイトによると、『尼崎を舞台に、余命半年のオカンを「笑いのチカラ」で救う為に奔走する高校生のひたむきな姿を描く』とのこと。

 

 

・・・なるほど、これは尼崎まで観に行く価値のある舞台だ。青春群像劇という意味では若い人にも楽しめるだろうし、一方で私達のような中年世代にはあわせて主人公のお母さんの気持ちが刺さる。喜びも悲しみも、まっすぐに心に突き刺さった。めちゃくちゃ笑い、めちゃくちゃ泣いた。人生ままならないことばかりだけど、全部ひっくるめて笑って受け止める(または笑い飛ばす)というテーマは、三谷幸喜氏の名舞台「笑いの大学」とも共通するだろう。演者と観客がひとつの空間で物語と感情を共有できるのは舞台の特徴(強み)だよな、と再認識。

 

 

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