雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

冬の平和な休日

 天気も良く、12月とは思えない陽気だったので外出してみた。昼からたらふく飲み食いし、近くの川沿いや神社のあたりをぶらぶら散歩。まだ紅葉が見られることに驚いてしまう。


 夕方には六波羅蜜寺を訪ね、年末行事である空也踊躍念仏を拝観させていただく。お坊様方が念仏を唱えながら輪になって踊っていた。鎌倉幕府の弾圧という歴史背景を抜きにしても、なかなかユニークなお経だと思った。盆踊りの原型と言われているが、空也上人は民衆と共に踊り歩いておられたのだろうか。その後、最近改築されたばかりの宝物館に進み、四天王像や空也上人立像を拝む。口から6体の観音様が出ているあの像は、歴史の教科書で初めて見たときからの私の憧れの像であった。小柄な空也上人が今にも動き出しそうなリアル感が素晴らしい。それにしても念仏を唱える上人の口から観音様が溢れ出る、とはなんというセンスだろう。拝めてよかった。


 その後、大阪中之島へ向かい、「OSAKA光のルネサンス2008」のイルミネーションをぶらぶらと(といっても、ものすごい混雑ぶりであったが)。大阪府中之島図書館の壁面を利用した光のウォールタペストリーがあまりにも見事で、3回も観てしまった。最後は屋台でラーメンなどを食べて帰る。平和な一日であったが、これも全てお天気のお陰である。