雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

奈良

 正倉院展が今日から始まるとのことなので奈良国立博物館へ行ってきた。10時過ぎに着くと「30分待ちです」と言われ、博物館の中に入っても人の山。人込みは精神的に疲れるなあ。


 展示されていた品々は、歴史の観点から見れば重要なものなのだろうが、見た目は地味なものが多く*1、歴史の素養が無い私にとっては貴重さが分からないので、猫に小判と、そこは正直勿体無かったかな。


 博物館を後にして、最近流行りであるらしい「ならまち」を散策する。率直に言って、どこがお洒落で可愛くて素敵なのかさっぱり分からなかった。もっと南の地域に進めば、ならまちの本当の良さが分かるような景観に出会えたのかもしれないが、私がうろうろした地域には魅力を感じることが出来なかった。残念。


 今回最も気に入ったのは植村牧場。近鉄奈良駅からバスに乗って行ったのだが、街中からこんな近くに牧場があることに驚いた。牛や馬、羊などを間近に見れて、学生のときのことを思い出したりした。牛乳を瓶で飲むのも久しぶりだ。牛乳って、こんなに甘いものだったんだな。近所の般若寺のコスモスも美しい。なんとも気持ちが落ち着くところであった。


*1:宝物が展示されるということで、「トプカプ宮殿の至宝展」のときのようなものを想像してしまっていた。