- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
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ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver)著、池田 真紀子翻訳。犯罪推理小説。「リンカーン・ライム」シリーズ物の第7冊目だったということを知らずに読んだが、特に問題なく楽しめる。どんでん返しの連続なので、なかなか区切りがつかず、連日睡眠不足に追い込まれた。せっかくなので、シリーズの他の作品(コフィン・ダンサーあたりか)も読んでみようかと思う。
犯罪推理小説は、犯人が有能で、魅力的であればあるほど面白い。そういう意味で、本作は素晴らしい。本来ならウォッチメイカーの圧勝だったはずだが、キャサリン・ダンスという切り札が反則的に強かったので引き分けになったという感じだ。
面白かった作品は、読了後にざっと読み返すことが多いのだが、本作については種明かし後の手品を見るような気分になってしまった。何度も繰り返し愛読する種類の作品ではないのだろうが、一回目の緊張感こそが全てであり、貪るようにして読む体験は大変気持ち良いものだ(ランナーズ・ハイみたいなものだろうか)。