雑記帳

関西在住の中年男性による日々の雑記です。

ウォール街

 オリバー・ストーン監督。1987年の古典作品だが、現代でも十分通用する映画。20年以上狂い「金融の世界に生きるゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が悪役ながら実に格好良い。野心大きく、狡猾で、容赦がない。「欲は善だ」や、「何も作らない。所有するだけだ」など、名台詞がポンポン飛び出してくる。他人を出し抜き、欺き、情報戦に負けず、風説を流布し、ようやく勝つことが出来る熾烈な世界で生き抜いてきた男の人物像が良く描けていると思った。はたして役者の力か、それとも監督の力だろうか。